新生ART-SCHOOLがとんでもないことになっていた!@「KINOSHITA NIGHT」SHIBUYA-AX

新生ART-SCHOOLがとんでもないことになっていた!@「KINOSHITA NIGHT」SHIBUYA-AX

最初に音を聴いた瞬間から笑いが止まらなかった、凄すぎて!昨夜行われた「KINOSHITA NIGHT」2日目。The Mirraz、 STRAIGHTENER、細美武士のDJという強力な布陣を経て登場した新生ART-SCHOOL、まるで違う生き物のようにぶっとく逞しくなっていた。木下理樹と戸高賢史の2人体制に、サポートの中尾憲太郎(B)、そしてオリジナルメンバーの桜井雄一(Dr)。前回、クアトロの藤田勇とは違う4人だ。
アタマから8曲ぶっ通しで演奏された新曲は、これまでのアートの楽曲とは明らかに違う、見たことのないグランジ進化形でむちゃくちゃスリリング。木下特有の冷ややかで鋭利なメロディが南国風のプリミティブなリズムに支えられたようなオリジナリティー溢れる曲が飛び出したりとわくわくする。
「感慨深いです。一時はバンドやめるしかないのかなと追い込まれて」と木下理樹はMCで語っていた。ART-SCHOOLは、血を流しながら火の中に飛び込んで新しく生まれ変わる、火の鳥みたいなバンドだとつくづく思う。「蘇生」という奇跡を何度も鮮やかに見せてくれる、日本では珍しいタフなロックバンドだ。あの場にいた多くの人は同じ思いを抱いただろう。

予定外のダブルアンコールの最後に、戸高は床に倒れ込みギターを破壊して帰っていった。あとで聞いたらメインギターであるジャズマスターだったそうだ。

今日早朝、木下はシカゴに再び飛び立った。スティーヴ・アルビニのスタジオで生まれつつあるアルバム(今夏発売)が楽しみでしかたない。

6月2日、ASIAN KUNG-FU GENERATION/髭 / DJ:細美武士(the HIATUS)と共に出演した初日のライヴレポートはこちら。
http://m.ro69.jp/live/detail/68675
(井上)
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