今週13日に初の全国流通盤『ハグレヤギ EP』をリリースしたハグレヤギ。長田進プロデュースよる素晴らしい作品! このバンド絶対注目してほしい。例えば
≪僕にせまる不確かなものに告ぐ
タマが欲しいならくれてやろう≫
という歌いだしが鮮烈な“海がくる”。人間の手に負えない巨大ななにか――死とか強迫観念とかいったものに対して、逃げ出さず目をそらさず凝視しながら挑んでいく、表現者としての凄まじい業と気迫と正義を感じる。しかもポップ。つまり正真正銘、本物のアーティストということだ。まだまだ荒削りな部分もあるが、この登場感はわくわくする。
“海がくる”のPVはこちら。
語りたいことはたくさんあるし、プロフィールも興味深いのだが、まずは固定概念や前知識なしに、まっしろなままで彼らに出会ってほしい、繋がってほしい。
なぜなら、彼らの音楽は、自我の壁を打ち崩し、溶かし、あるいはとびこえながら、リスナーとのダイレクトなコミュニケーションを求めているからだ。ライヴでも、そんな衝動が美しく爆発している。
7月15日は下北沢GARAGEにてレコ発ライヴ。
ちなみに6月18日(月)にも下北Queでライヴあります。
(井上)