まさか中島みゆきに取材ーできるとは思ってもみなかった?!　ニュースでも告知されたが、次号JAPANに中島みゆきが登場！ 本誌創刊以来初めてのことである。日本人なら誰でも知っている圧倒的な才能、けれどもメディアへの露出がとても少ない表現者だけに、貴重なインタビューになったと思う。
個人的に初めて買った中島みゆきのアルバムは1980年リリースの７th『生きていてもいいですか』だった。人間の心の深部をえぐり、日のもとにさらけ出す、鋭く美しく容赦ない表現にそれはもう驚いた。そして、誰もが答えがわかっているからこそ問うてはならない、誰も問わないことが世の中にはあるんだな、ということを知って、少し大人になった気がした。こういう作品がチャート１位になるということ自体ひとつの事件だと、現在から見ると思えるのだが当時はどうだったのだろう。インタビューでは、偶然にもその時期の知られざる秘話が聞けた。そういうことだったのか!?
10月24日(水)リリースされる39枚目のニューアルバム『常夜灯』も、ぶれない中島みゆきの人生観がつまっていて、ケツを叩かれたり、癒さたり、励まされたりする。
10月13日(土)からは映画『歌姫　劇場版』が全国公開。LAでのスタジオライヴの豪華すぎるセッションを映画館で観れる興奮はもちろん、新たに収められた“時代”のライヴ映像が本当に素晴らしい。今、この時代に求められる役割を強くまっとうしながらも、いつの時代にも寄り添っていくしなやかさ。まさに中島みゆきそのものだ。
10月10日(水)発売のニューシングル『恩知らず』が日テレ系『東京全力少女』の主題歌に決定し、第１話（10月10日22時〜）に本人がサプライズ出演するそうで、こちらも楽しみだ。
10月30日発売のROCKIN’ON JAPAN、ぜひチェックして下さい。
(井上)