「これが大人のロックです。そういのがやりたかったんです」という堂々たるMCが物語るように、中田裕二のロックが鳴った！という手ごたえを、アルバムとともにがっつり感じさせる素晴らしいライヴだった。ソロ・セカンドアルバム『MY LITTLE IMPERIAL』を引っ提げたツアー「IMPERIAL
SUITE」、東京公演２DAYSの2日目。これがやりたくてソロという道を選んだんだな、とアルバムを聴いた時に思ったが、今日のライヴを観て、さらに深く実感した。
とにかくバンドがすごくいい！　カトウタロウ（G）、白根賢一（Dr）、真船勝博（B）野崎泰弘（Key、会場によって奥野真哉の日もあり）によるサウンドは、間違いなく中田のロック心に火をつけ、しかもジャズからラテンからファンクから歌謡曲からなんでもできる包容力とクオリティを持っている。インタヴュー時に、「前回のツアーをやって、足りない曲がわかった」と言っていたが、『MY
LITTLE IMPERIAL』によって楽曲のラインナップも全網羅なものになった。
と思いきや、アンコールではいきなり作ったばかり、さっき初めてリハしたばかり、という新曲を披露。このツアー、このバンドだからこそ生まれたのだろう、と思わせる、むちゃくちゃ熱いロックナンバー。
ツアーはまだまだ続く。今の中田裕二のライヴ、観ておいたほうがいい。中田とタロウとの絶妙な脱力感が面白い掛け合いも含めて。
本日のソールド・アウトを受け、12月23日には赤坂ブリッツでの追加公演も決定！
そしてCOUNTDOWN JAPAN12/13は、12月31日に出演！

写真は終演後、晴れやかにリラックスした中田裕二。
11月30日発売JAPANにライヴレポ掲載します！（井上）