tricot×つしまみれの沸騰女子限定ライヴ!
2013.10.09 13:37
昨夜は下北沢SHELTERで行われたtricot×つしまみれの女子限定ライヴへ行ってきました。
文字通り会場は見渡す限り女子だけ(たまに女装子となった男性スタッフがちらほら)という状況に胸が高鳴る・・・!
いや、私も一応女性なんですけど、女子だけわーっと集まった時の謎の高揚感ってありまして。
この空間でかっこいい女子バンド2組を観られるっていうのはほんと嬉しかった。
先攻はファーストフルアルバム『T H E』をリリースしたばかりのtricot!
唯一の男性メンバーであるkomaki♂はどうするんだろうなあと思っていたら、おなじみの長髪をツインテールにしてさらに頭にキティちゃんみたいなでっかいリボンをつけ、「makiko♀」として現れました(笑)。非常にかわいかったです。
演奏はおしとやかにというわけもなく、なんならいつも以上に激烈でアグレッシヴ!
客席も「今日は男の目なんて気にせず暴れにきたぜ」くらいの勢いで応戦。それを見てイッキュウも「いつもと変わらん(笑)。安心した」と笑顔に。
「昔は女子だっていうことがイヤだって思ったこともあったけど、今は女子でよかったと思える」と言っていたキダ
モティフォ先輩の先導による「女子!」「女子!」のコール&レスポンスも熱くてよかったなあ。
しかし、tricotのコーラスワークはとても繊細で美しい。昨夜は音響の関係か特にハーモニーが際立っていて、聴きほれる場面が何度かあった。
そして後攻はつしまみれ!
こちらは酸いも甘いも噛み分けた大人の魅力全開。
激昂したかと思えばふと寂しい顔を見せるような、女性としてのいろんな表情を魅せる演奏だった。
特に最後に歌われた“バカ元カレー”の歌詞に共鳴した団結力モッシュは爽快だった(笑)。
2バンドとも、「男性に負けるな!」じゃなくて、もはや男性目線とかも関係なくて、あくまで女性であることを楽しみながらとことん「かっこいい」ものを追求している。
それってロックとしてとても痛快だし正解だと思うし、もう「どんどんやってくれ!」と背中を押しまくりたい。
ということで演者も客も関係なく、女子まみれの空間を楽しみまくった一夜でした。(小新井)