the telephones@さいたまスーパーアリーナに行って来ました

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「猿みたいに踊ろうぜ〜」「馬鹿になって叫ぼうぜ〜」あるいはそれに類する台詞を、ライブ中何度も連呼していた石毛。

そして、それを掛け声だけで終わらせるのではなく、
本当に観客全員に猿になって踊ってもらうために、どんなことをすればいいのか?
その点について、彼等が馬鹿がつくくらいに真面目に向かい合っていることが
いじらしいまでに伝わってくる演奏は、本当に素晴らしかった。

大会場らしい演出も随所に登場したが、肝心なのはそういうことではなく、
まず目的があって、そのために周到に練り上げられた楽曲たちがあって、
その効果をここ一番で最大限に発揮しようとする誠実なプレイヤー魂があって、
その積み重ねによるエネルギーで、広い会場を見事に彼等色で満たした3時間。

僕は上の階からフロアを見おろしていたのですが、
オール・スタンディングのアリーナ階がひたすら踊って叫んで弾けている様子は
あたかも、飢えたピラニアの群れに生肉を放り込んだが如き野性味で
最早、猿どころではありませんでした。

写真は、会場前のイルミネーション。
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