★取材の20分前、目的のフロアへ到着。
エレベーター正面にあるスペースで自分達の取材スロットを待つ、各国ジャーナリスト達。
何でも今日は同じフロアのスイートで、ボン・ジョヴィのラウンド・テーブル取材も行われているらしい。
常に入れ替わり立ち代りするジャーナリスト達の集団で空港の待合室みたいな感じに。
たまにエレベーターから降りてくるホテルの客と思しき上品な紳士淑女が、場違いな我々(音楽業界人独特の服装ってありますよね)をびっくりしたような目で見て通り過ぎていく。
★で、今日は珍しくほぼ定刻に「クイーン組/テーブル3(筆者を含む6人組)」の取材がスタート。
おぉ、幸先がいい!
と喜んだのも束の間、担当者はロジャー・テイラー氏に我々6人を紹介した後、
「じゃあ30分後にまた来るから」と言ったきり、にこやかな笑顔を残し見事に部屋から消えた。
、、、え?え?今日の取材現場は仕切ってくれないの!?
というわけで、優雅&豪奢なスイートの内部は一瞬にして斬るか斬られるかのバトル・ゾーンに。
待ってました!とばかり6人が一斉に他人を押しのけ、ロジャー・テイラー氏に質問を浴びせかける。
持ち時間もへったくれもない、みんなほとんどケンカ腰。
こっちが質問をしているのに無遠慮に割り込んできて話の腰を折る失礼な奴もいるし、
「ズッケロ以外にどのイタリア人アーティストを知ってますか?」とか、
「以前サン・レモ音楽祭に出演した際の感想は?」とかいう自国人以外はどうでもいい質問をエンエンと場を独占して訊く輩(このイタリア人のオッサンにはほんっと腹が立った)もいるし、もう無茶苦茶。
かといって、温厚なテイラー氏の前でこのオッサンを4文字言葉で罵るわけにもいかないし、
イタリア語で「黙れ!無礼者」って何て言うんでしたっけ?
そんなわけで、かなりケオティックな会話になってしまいましたが、
この30分は鬼と化し、訊きたいことはしっかり訊いたつもりです(終わった途端ぐったり、、、だったけど)。
でもまぁ、取材自体は一応無事に終えたので目出度し、目出度し?
★あ、この取材の掲載は、12月1日発売の次号になります♪
お楽しみに~。