ジョン・ライドンの「人生のサントラ曲」その6


しかしこのPILの『9(89年)』のジャケ写って、
エミネムの『Relapse(09年)』のそれと感覚が似てるなぁ、、、。

と思うのは、筆者だけでしょうか?



本題に入ります。

★その6/最近の俺のインスピレーション=『OK(1998年)』、タルヴィン・シン。

「独自のやり方で聴覚的なタペストリーを紡ぐ連中には、俺は常に好奇心をそそられてきた。

タルヴィン・シンのやり方は自分のクラシック的な素養を、
もうひとつ上の新たなレベルで開花させたってことで、
これも素晴らしくユニークな方法論だと思うよ。

でも俺の音楽的な趣味ってのは、偶然に誘発されることも意外と多いんだ。
ある日、自分のレコード・ライブラリーを漁ったりしてる時に、
何年も前に買ったままずっと聴かないで放っといたレコードなんてのを、改めて再発見!なんてこともよくある。

このタルヴィン・シンのレコードも、つい先日そういうシチュエーションで発見したんだ」。


タルヴィン・シンといえば、
жビョーク(欧米では典型的な”テクノ・ヒッピーDIVA”的語られ方をされたりもする人)とか、
жマドンナ(カバラに深入りしたりする、これまた典型的な00sネオ・ヒッピー的趣味も持っている人)とかの、リミックスも手がけていた人ですよね。

まぁPILの音楽には、昔から”ワールド・ミュージック”的要素は濃厚にあったわけですが。


というわけで、このシリーズも今日で最終回。


★最後に、84年当時のPILの動画もいくつか。

♪This Is Not A Love Song(84年)
http://www.youtube.com/watch?v=9T9ttowJ1hI


♪Anarchy In The UK(84年)
http://www.youtube.com/watch?v=bOuUdAqttrk&NR=1


♪Bodies(ライヴ・イン・ジャパン、83~84年頃?)
http://www.youtube.com/watch?v=r7sRln1edyY&feature=related



週明けの12/21(月)にPIL再結成ライヴ初日@Brixton Academyを観たら、またレポします!


では皆さん、良い週末を~。
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