http://ro69.jp/news/detail/114535
今回JAPANでは、2万字インタヴューをやらせてもらった。
音楽は人であって、人は生き様であって、だから音楽は生き様であり、であれば生い立ちのひとつひとつすべてに「彼」「彼女」の音楽性を裏付ける理由があるはずだ。
という大テーマをそのまま具現化するJAPANでは恒例の企画ですが、大森靖子にこそ、このインタヴューをさせてもらうべきだと思った。
ただ、それは彼女のアイコンとしての魅力や佇まいの出自を探りたかったから、というより、あの素晴らしい音楽的体力はいつどのように身に付いたのか。
そして、世の中の真理を見つける「視力」を抱えた少女は日々をどう生き抜いてきたのか、を知りたかったからだ。
「音楽をうまくならなくてはならなかった」という点と、「あらかじめ本当のことが見えてしまっていた」という点を紐解くことが、大森靖子のすごさを明らかにしてくれると思ったからだ。
大森靖子はまっとうなことを言う。
まっとうなことをまっとうな言葉と温度で言う。
だから、彼女の強く刺激的な言葉はとても健全に聞こえる。刺さる。
そのメカニズムがよくわかってもらえるテキストになっているんじゃないかと思います。
明日発売の大森靖子ニューアルバム『洗脳』。
ぜひ、聴きながら読んでもらいたいです。
写真は大森靖子の自撮りパート3。