BIGMAMA、母の日のZepp を観て感動しながら思ったこと

BIGMAMA、母の日のZepp を観て感動しながら思ったこと
これまでに僕が観たBIGMAMAのライヴで、もっとも素晴らしいライヴだった。
単純な比較はできないが、自分尺度で断言してしまう。
今日の母の日ライヴは本当に、素晴らしかった。
何度も涙腺が緩む瞬間があった。

金井は近頃、「僕たちの音楽には不幸を遠ざける力があると信じている」と言う。
この言葉が言えるようになってBIGMAMAの音楽は変わったと僕は思っている。
金井による、金井が自分自身や自分らしい表現を探す音楽から、言葉通り、人のために存在できる音楽へ。
「僕たちの音楽は君を幸せにできる」と言ってのけるのとは、根ざしている思いが全然違う。ここが本当に大事なのですよ。

そうして、BIGMAMAのライヴがどうなったのか。
メッセージがピュアに届くようになった。
音だけで盛り上がるのではなく、言葉とメッセージで繋がれるようになった。
5人はそんな素晴らしい関係性のなかで、安心してパーソナリティを出せている。

ピュアでハイクオリティな楽曲、演奏力が素直にパワーを発揮できるようになり、ライヴの楽しさがよりダイレクトになった。
今日、そんな新たなBIGMAMAのライヴの中で、金井は自由に振舞っているように見えた。
それがとても嬉しかった。
僕にはこれまで、金井はいつもどこかで苦しんでいるように見えていたのだ。

今のBIGMAMAを観れば、このバンドが愛される理由がよくわかる。
今の5人はロックバンドの理想的な在り方のひとつをつかもうとしている。
大げさかもしれないが、今日は書くべきことをストレートに書くべきだと思った。
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