この曲はもうただひと言、素晴らしい。
そして、凄まじい。
なぜ、今、セカオワがこの曲を発表しなければならないのか、その背景にはこれからの音楽を紐解くキーワードが埋まっている。
「アンタイヒーロー」と読むこの曲はなぜ、このクールなビートでなくてはならなかったのか。
Fukaseはなぜ全編英語で、かつラップでメッセージを伝えなくてはならなかったのか。
この曲のプロデューサーはダン・ジ・オートメーター、次なる曲”SOS”はケン・トーマス。なぜ、今セカオワは米英のトップクリエイターを招聘しなくてはならなかったのか。
JAPANは7月30日発売号の表紙巻頭でSEKAI NO OWARI直撃取材を予定している。
すべて「そうしたかったから」で説明がつくのかもしれないが、であれば「なぜそうしたかったのか」をしつこく聞かせてもらいたいと思っている。
”ANTI-HERO”を今、作るべきだと感じたセカオワ。
それはたまらなく正しい感覚だということはとてもよくわかるが、正直、何が正しいのかまではまだよくわからない。
今はなんとなく、「世界を見る解像度」をめぐる話になるような気がしている。
ひとまず、今店頭に並んでいるJAPANを読んでもらいたいです。