今この2015年において、優れたエンターテイナーとは、優れた身体表現者とほぼ同義だと言えるが、LiSAは今、そんなコンテンポラリーなライヴのあり方のど真ん中にいる。
平たく言うなら、動きのひとつひとつがエンターテインメントになっているということだ。
「何を歌うか」という目的を超えて、「どんな自分を見せるか」という考え方が(おそらく)徹底されているLiSAのライヴは観ていてとにかく清々しい。
ライヴでのLiSAには、無駄な動きが一切ない。
それはきっと、彼女にとって、歌はただ単純に「歌」としてあるのではなく、自分のすべてを見せる「身体表現」のひとつとして存在している、ということなのではないか、と僕は思っている。
ただ、LiSAのライヴがストイックに見えるのかというとそういうことではなくて、彼女からしてみれば、すべきアクションをすべきタイミングでしているだけ、ということなのだろう。
そんな話をしたことはもちろんないが、LiSAはそのあたりにとても自覚的な人なのだと思う。
そして、彼女がやっているそんなエンターテインメントはやはり、2015年的にとても正しいとも思う。
今日は特に、LiSAのしなやかな身体性が発揮されまくるロックモード全開のセットリストで最高だった。
一度こんなインタヴューをしてみたいなあ、、と思う豊洲の夜であります。
8月9日、ROCK IN JAPAN FESTIVALもよろしく!