ポール・マッカートニーがEvening Standardの取材に応え、1960年代のソング・ライティングについて語っている。
それによれば、膨大な数のビートルズ・ソングがレコーディングされることのないまま、忘却されてしまったのだとか。
「いまじゃみんなが簡単にレコーディングできるデバイスを携帯していて、それによって作曲のプロセスそのものが変わったと思うけど、ジョンと僕の時代はそんなものはもちろんなくって、作曲を始めた当初なんて、曲を書くってことはすなわちそれを覚えておくってことだったんだよ」
「だからそこには当然のようにリスクがあって、それはどういうことかというと、忘れちゃうってことなんだ。もし翌朝になって思い出せなかったら、そのときはもうおじゃんってわけ。こんなふうに、ものすごい数の曲が失われていったに違いないね」