モリッシーが日本に来る

モリッシーが日本に来る

9月24日、ニューヨークはブルックリン、キング・シアターでの公演を終えたモリッシーが、いよいよ今週、来日する。

日本公演は、これで5回目になる。

初の来日は今から25年前の1991年9月だった。再来日は1995年12月。いまはなくなった新宿リキッドルームでも演った。3回目はフェスで、2002年のサマーソニックだった。2004年には、フジロックのヘッドライナーを開催の2週間前にキャンセルしたこともあった。結局、その次の来日は10年後の2012年4月まで待つことになった。

2012年に10年ぶりの来日が実現するまで、もう日本ではモリッシーを観ることはないのかもしれないと、半ば諦めていた。なぜかそう思い込んでいた。けれど、観ることができた。そして、それから4年ぶりの今回である。

その今回の来日を、僕はなぜか最後になるかもしれないと思い込んでいる。というか、そもそもそうなっても全然おかしな話ではないだろう。困っているのは、そのことをわかっていながら、いざ公演日が目前に迫った今、どうしていいかよくわからなくなっている自分がいることだ。こんなことは初めてである。ちょっとヘンな感じなのである。

とはいえ、モリッシーは、この日本公演を終えた後も、アジア、オセアニア、そして北米に戻る11月まで続くツアーを控えている。8月に行った故郷マンチェスターでの公演の映像を観ると、あいかわらずのようだ。アンコールを歌い終えたモリッシーは、着ていた赤いシャツを脱ぎ、立派すぎる体躯を惜しげもなく(?)晒すと、そのシャツをひとしきりブン回した後で、観客席へ投げ入れている。やっぱり、僕にとってそのステージは、世界でいちばん愛すべき、何かだ。

https://www.youtube.com/watch?v=xkKKegbEDPg

24日のニューヨーク公演でのセットリストは以下。アンコールでラモーンズのカバーを演っている。
1. Suedehead
2. You have killed me
3. Alma matters
4. Ouija board ouija board
5. The Bullfighter dies
6. I’m throwing my arms around Paris
7. World Peace is None of your business
8. Ganglord
9. Speedway
10. Kiss me a lot
11. How can anybody possibly know how I feel
12. All the lazy dykes
13. Meat is murder
14. Every day is like Sunday
15. This world is full of crashing bores
16. All you need is me
17. You're the one for me fatty
18. How soon is now?
19. Jack The Ripper
20. What she said
21. Judy is a punk
22. Irish blood English heart
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