追悼号には、清志郎とミック・ジャガーのツーショット写真が掲載されている。
清志郎が、ミックの肩に手を回している。
実に清志郎な、そういう雰囲気の写真だと思う。
僕は、RCサクセションの「雨上がりの夜空に」は、
ストーンズの「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」だと思っている。
どちらの曲も、両バンドにとって代表曲なことはいうまでもないのだけど、
どちらの曲も、ロック史においてとてつもなく重要なナンバーでもあるからだ。
「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」が、
ストーンズという「ブラック・ミュージックを解釈することで、
新たなロックという音楽を生みだしてきた」バンドの、
その修練が実に画期的な、
まさしく「ロック」を結実させた作品だったのと同じように、
「雨上がりの夜空に」は、
RCサクセションという「日本におけるロック・ミュージックのあり方を
独自の学習と無比な才能によって生み出してきた」バンドの、
その果実が実に見事に凝縮された作品だったからだ。
だから、このふたつの曲は、
変わることなく「ロック」そのものであり続け、
その産み落とされた昔から現在に至るまで、
微塵も色あせることのない輝きを放ち続けている。
と思う。