最強サントラは最強だった!

最強サントラは最強だった!

この秋最大の話題をさらっているサントラ『NEW MOON』をいち早く聴いてきた。

すでに公開されているデスキャブから始まる全15曲。
そこには、トム・ヨーク、ザ・キラーズ、ミューズ、ボン・アイヴァー&セイント・ヴィンセント、グリズリー・ベアと、まさに2009年のマスト・ナンバーが目白押し。
で、いくつか紹介してみると(デスキャブはもう聴いていると思うので。あの曲もいいです)、
トム・ヨーク Hearing Damage
従来のストイックな音響配置とそぎ落とされたメロディ、ということでザッツ・トム・ヨークな新曲なのだけど、いい。最近ぽろぽろ発表されている新曲の中でもいちばんいいのでは? 気のせいかもしれないけど、トムの声がいつもより優しい。
ザ・キラーズ A White Demon Love Song
いつもの彼らというよりは、映画にしっかりと寄り添ってみたような曲。ダーク・ファンタジーを感じさせるミドル・テンポのナンバー、なんだけど、やっぱりキラーズ節にドラマチックに展開していく。
ミューズ I Belong To You(New Moon Remix)
まるっきりの新曲ではなく、最新アルバムからの提供なのだけど、ミックスを本サントラ用にあらたに施したもの。こちらもファンタジー仕様?
ボン・アイヴァー&セイント・ヴィンセント Rosyln
このサントラでいちばん楽しみにしていたタッグ。このところ傑作を連発しているボン・アイヴァーと、今年発表のアルバムがえらいよかったセイント・ヴィンセントのコラボレーションは・・・もうゾクゾクした。生音の響きひとつひとつから、ふたりの声の絡み合いまで、素晴らしい。このアルバムの中でも最良の果実のひとつだと思う。
グリズリー・ベア(with Victoria Legrand) Slow Life
わあ、これもいい。いまのバンドのいい状態がずしずし迫ってくる、つまりは、どんな音を鳴らしてもいまの彼らは深い説得力と広い共感を現出させてしまうという感じ。最新作『VECKATIMEST』のときには無かった曲なんだろうか?最近書いた曲なんだろうか?

そのほかに参加しているミュージシャンも、サントラということを意識した作風の楽曲を提供していて、それが本作にひとつのダークでファンタジックで哀しいトーンを生み出している。最強のサントラと噂されていた本作は、最強だった。
USは10月20日、日本盤のリリースは11月25日。
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