Hercules and Love Affair新作完成
2010.04.10 14:00
アントニー・ヘガティをボーカルにフィーチャーした「Blind」は、2008年最高のダンス・チューンとして、というか、2000年代最高のハイブリッド・ダンス・ポップとして熱狂的に歓迎され、世間をあっと言わせたHercules and Love Affair。そのフロントマンAndrew Butlerは、その音があまりにも豊潤に表現し尽くしていたニューヨークを捨て、現在はなぜかデンバーに移住していると聞くが、その彼の最新インタビューで、待望のセカンド・アルバムのレコーディングが終了したことを発表している。
2000年以降のディスコ・スペースにはどのような官能と倦怠とインテリジェンスが充満しているか、そのことについて意識的なミュージシャンはLCD SOUNDSYSTEMのジェームス・マーフィーを筆頭に確信犯的なサウンド・デザインを提示しているけれど、そんなマーフィーの新作と同等に、Herculesの新作は重要。発言によれば、次作のゲストにはKele Okerekeの名前もあるらしい。楽しみ。
写真は、2008年の年間ベストに名を連ねた彼らのファースト。