NIN新曲「Theme For Tetsuo The Bullet Man」を聴いた

NIN新曲「Theme For Tetsuo The Bullet Man」を聴いた

4月25日付の中村ブログ(http://ro69.jp/blog/nakamura/)で世界初発信された、Nine Inch Nailsの新曲。塚本晋也監督作『鉄男 The Bullet Man』に提供されたその曲は、本映画のサウンドトラック・アルバムの最後に収録されている。本サントラは、塚本作品にはなくてはならない存在である石川忠による音楽が16曲と、トレント・レズナーによるテーマ曲によって構成されている。

というわけでそのナンバーなのだけど、トレントの塚本晋也に寄せるリスペクト、そして「鉄男」というキャラクターに寄せる並々ならぬ共鳴が、切実な音像として構築された気迫の楽曲。メジャー・レーベルを離れ、ここ数年は「外向き」に放出されていたトレントの音とは一線を画す、彼本来の内面的な、つまりは、NINの本質を久方ぶりに垣間見せてくれる楽曲だといえるだろう。したがって、このナンバーをもって、NINの再始動、あるいは、新章のイントロダクションと判断する材料ではないかもしれない。しれないけれど、そういったことを抜きにしても、「トレント・レズナーというアーティストがいったいどこからやってきたのか」、そのことをトレント自身が刻印した記念すべき音であることは疑いようがない。

このサントラは5月26日にリリースされるとのこと。
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