ウィル・バトラー(アーケイド・ファイア)が、新聞を読んで毎日1曲書くと宣言

ウィル・バトラー(アーケイド・ファイア)が、新聞を読んで毎日1曲書くと宣言

アーケイド・ファイアの主要メンバーにして、ボーカル、ウィンの弟ウィル。

様々な意味で巨大な兄がいて、さぞかし大変だろうと思うのだけど、いつも力強い表現をしているので頼もしい。

今回初のソロ・アルバム『Policy』の発売を直前にして、2月23日から1週間、毎日イギリスのガーディアン紙を読み、そのヘッドラインから1曲作ると宣言した。

ボブ・ディランの作曲法に影響されたアイディアなのだそう。

ウィルは「ボブ・ディランが、新聞のヘッドラインに影響されて曲を書いたというのを語っているのを読んで、僕もやってみようと思ったんだ」ということ。「例えば、”Lonesome Death of Hottie Carroll”とかがそうだけど、あの曲って史上最高の曲のひとつだからね。だから僕も自分の目標を高く掲げてみることにしたんだ」と。

来週どんなニュースが待っているのかもちろん予想できないが、「例えば、ドミニク・ストロス=カーンの裁判とか、あんな話も滅多にないよね。または、科学のページを読んで、宇宙は自分が思っていたよりずっと大きかったことに気付く、かもしれないしね。そんなところから美しい曲が書けるかもしれない」と挑戦を楽しみにしているよう。

どんな曲が完成するか楽しみだが、その間に彼のアルバムから、『パルプ・フィクション』のジョン・トラボルタをパロディにしたようなダンスを披露するウィルのビデオ”Anna”が公開中。


アルバムは、ニューウェーブから、パンク、ロカビリーと幅広い曲が揃う内容。アーケイド・ファイアというバンドがいかに素晴らしいメンバーのコラージュでできたのかがよく分かる作品でもある。

ちょっとふざけた(&ウィルらしい)アルバム告知ビデオはこちら。

アルバムは3月10日発売予定。
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