Catfish & the Bottlemen、NYのライブも盛り上がり


1月に来日もしたCatfish & the Bottlemen。現在全米ツアー中でNYにもやって来た。

半年くらい前は、数百人の会場だったのが、今回は700人の会場x2日間で即完売。

私が観たのは、3月9日のバワリー・ボールルームだったのだけど、何が凄かったって、とにかく最前列を陣取るのが、かわいい女の子達ばかりだったということ。というか、会場の80%くらいがそうだったかな。

しかも、彼女達が、みんな、きゃーきゃー言っていたのだ。

その姿があまりに新鮮だった。

女の子達がきゃーきゃー言うライブって観たの最後にいつだったかなと思うくらい久しぶりだった。恐らく、去年のガバナーズボールというフェスで観たTHE 1975以来だったんじゃないかなあと。大げさか?

タイトなジーンズに、ギターをじゃんじゃんかき鳴らして、それに女の子がきゃーきゃーって、ロックンロールのライブとしては当たり前の構図なんだけど、こういう感覚をすごく忘れていた。今の若い女の子ってロックバンドを好きになったりするんだ、という。

考えてみれば、長年アメリカの音楽シーンは、ピッチフォーク的な、腕を組んで男の子達が考え込んで観ているようなバンドとその延長線上か、そうでなければ、何も問題はないかのようにエンターテイメント炸裂なEDMか、という超両極端が、若い子達の聴いている音楽だったように思う。もちろんその間にポップ・シーンもあるし、あまりに乱暴な言い方なのは、承知だけど。

例えば、Catfishにしろ、The 1975にしろ、その間というか、アメリカの今の新人ロックバンドにはいない部分を、または、今のアメリカの新人バンドが出来なかったことをイギリスの彼らがやっているように思った。

もちろん、本人達は、そんなこと考えてなくて、ただただ自分達がやりたことをやっているんだと思うけど。ライブでは、NYが売り切れになって本当に嬉しかったようで、何度も「NYありがとう!」と言っていた。ヴァンが笑うとかわいいのもポイント高かった。

とにかく、忘れていたものを思い出させてくれるようなライブだった。

ちなみに、写真はセットリストなんだけど、なんでウォルマート?と思ったら、レシートみたいな形式になっていた。
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