今週日本で見逃せないアーティストのライヴが目白押し。選ぶのが難しい。というか全部行ってもらいたい。最新作が去年の年間ベスト・リストに軒並み入った強烈な個性と世界観のアーティスト達――グライムスに、ビーチ・ハウスに、ジョアンナ・ニューサムの来日公演がある。
グライムスはまず何より最新MVがカッコ良い。アングラ『マッド・マックス』みたいな感じだ。
またNYでのライヴは、アルバムのウォームアップにして風邪を引いていたのでうらやましい。
その公演では、LEDライトバキバキでダンサーをともなった近未来の新惑星アングラ・ダンス・シーンみたいな、グライムスならでの世界が広がっていた。その時点で構成としては前回のツアーと似ていたのだけど、時間もそこから空いたし、何より皆さんが傑作、最新作を聴く時間があったはずなので、盛り上がってくださーい。現在発売中の最新号でも、「歌って、踊って」と彼女も言っていたので。
またそこでは、最新作のインスピレーションが、マイ・ケミカル・ロマンスに、パラモア、スマッシング・パンプキンズに、トゥールだったと語っているので、面白い!ぜひ読んでみてください。
ジョアンナ・ニューサムは、NYで伝統のアポロ・シアターを含む2デイズでソールド・アウト。当然両日行った!
こちら、ポール・トーマス・アンダーソンが撮影して、なんと劇場で公開されたMV。
こちらもポール・トーマス・アンダーソン撮影。
ビーチ・ハウスは、なんと言っても去年2枚もアルバムを発売(日本では2枚目は1月20日発売)。全米ツアーはやっているのだけど、なぜかNYは飛ばされている。だからうらましい。
さらに今週は、グライムスの公演日にThe 1975もある。悩んだ皆さんも多いのでは。The 1975は来週なんとアメリカで“サタデー・ナイト・ライヴ”に出演。通常ここでのパフォーマンスが良いと大ブレイクのきっかけになる。
彼らはNYではすでに2万人キャパの会場がブッキングされている。アメリカでは突風モード。
参考に、私が観たグライムスのセットリスト。
“Laughing and Not Being Normal” (played over the PA)
“Circumambient”
“Genesis”
“Venus Fly”
“Symphonia IX (My Wait Is U)”
“REALiTi”
“Scream”
“Go”
“Be a Body”
“Oblivion”
“Phone Sex”
Encore:
“Kill V Maim”
ジョアンナ・ニューサムのセットリスト。
Bridges and Balloons
Anecdotes
Soft as Chalk
Divers
Emily
Waltz of the 101st Lightborne
Have One on Me
Peach, Plum, Pear
Goose Eggs
Sapokanikan
Leaving the City
Cosmia
Time, As a Symptom
Encore:
Sawdust & Diamonds
Baby Birch