ホワイト・ストライプスのライヴ決定版2001年“ピール・セッションズ”がレコード・ストア・デイでとうとう発売!

レコード・ストア・デイと言えば、ジャック・ホワイト。ホワイト・ストライプスがこれまで正式に発表してこなかったお宝、2001年の“ピール・セッションズ”が、なんと今年のレコード・ストア・デイである4月16日に発売されることになった。これは競争率高そう。
http://www.rollingstone.com/music/news/white-stripes-to-release-complete-peel-sessions-on-record-store-day-20160329
これは、BBCラジオ伝説のDJジョン・ピールのスタジオで2001年に2回にわたって収録されたもの。『ホワイト・ブラッド・セルズ』のアルバム発売時のものだ。ファンの間ではブートレグが出回っていたが、正式に発売されるのはこれが初めてとなる。

今回発売される限定の2枚組は美しい白と赤のアナログ盤。買えなかった人は、今年の後半に、黒のアナログ盤が通常発売される予定だという。

この“ピール・セッションズ”からの音源“Hello Operator”、“Baby Blue”はこちら。
https://www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=AzSVgVwiTxc

掘っても掘ってもお宝が尽きないストライプス。素晴らしい。というか、ジャックにはすべてを特別な瞬間にしてみせる力がある、と言ったほうが良いかもしれない。

またサードマン・レコーズは、これ以外にもジャック・ホワイトが最近TV番組“The Muppets”のシーズン最終回に登場して披露したスティーヴィー・ワンダーの“サンシャイン”のカヴァーを緑のアナログで発売する予定。ただしこれは、ナッシュヴィルとデトロイトのサードマン・レコーズのみで購入可能。緑じゃなくても良ければ、現在サードマン・レコーズで予約受付中だ。
http://thirdmanstore.com/bands/jack-white/music/7/jack-white-you-are-the-sunshine-of-my-life?___SID=U
映像はこちら。
https://www.youtube.com/watch?v=fN96Pk2Uk9g

ちなみにジャック・ホワイトは、故郷であり複雑な思いを抱いているはずのデトロイトに、現在アナログ盤の製造工場を作っている。これはアナログ盤の工場が足りないからということと、街の開発のためというのもあるはず。というのも、作った場所はデトロイトがこれから盛り上げたいと思っている区域で、去年サードマン・レコーズは、そこに2号店もオープンしているから。ジャックは相変わらず、音楽業界がどう変わったとか、何々は終わったとか文句言ってないで、常に解決策を見付けようとしているところに惚れる。
“ピール・セッションズ”のセットリストは以下の通り。
Peel Session 1 Setlist:
Let’s Shake Hands
When I Hear My Name
Jolene
Death Letter
Cannon
Astro
Jack the Ripper
Hotel Yorba
I’m Finding It Harder to Be a Gentleman
Screwdriver
We’re Going to Be Friends
You’re Pretty Good Looking (For a Girl)
Boll Weevil
Hello Operator
Baby Blue (Gene Vincent cover)

Peel Session 2 Setlist:
Lord, Send Me an Angel (Blind Willie McTell cover)
Dead Leaves and the Dirty Ground
I Think I Smell a Rat
Well It’s True That We Love One Another
Let’s Build a Home
Little Room
The Union Forever
The Same Boy You’ve Always Known
Look Me Over Closely (Terry Gilkyson cover)
Looking at You(MC5 cover)
St. James Infirmary
Apple Blossom
Do
Rated X (Loretta Lynn cover)
Jumble, Jumble
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