日本でも限定公開されたので観た方も多かったはず。ローリング・ストーンズがキューバで初めて行った歴史的なコンサートを追いかけたドキュメンタリー映画『ハバナ・ムーン:ザ・ローリング・ストーンズ・ライヴ・イン・キューバ2016』が、実はトロント映画祭で世界初上映され、キース・リチャーズとロン・ウッドがわざわざ駆けつけた。すごく嬉しそうに「オレ、オレ、オレを上映します! それ以上言うこともありません(笑)」、「楽しんで観てください」とご機嫌で挨拶した。映像こちら。
ドキュメンタリーの予告編はこちら(Courtesy of TIFF)。
http://videos.contentful.com/22n7d68fswlw/3mVPVlAEuQmW0UYuuKsao4/1351e906e1a47ded40197ec13e9f0e8c/Rolling_Stones-_Ole_Ole_Ole_Trailer.mp4
映画には感動的なシーンがいくつもあるのだけど、個人的には、「『まさかストーンズを生きている間に観ることができると思っていなかった』という人々の気持ちが伝わってきた。これがいかに革命的なことなのかを実感した」とミックが語るシーンと、観客の熱狂にキースの目頭が熱くなってしまう場面がとりわけ心に残った。「50年やって来ても、まだこういう瞬間を味わえるのがすごい」と。キューバのライブ映像だけが収録されているわけではなく、そこに辿り着くまでのロード・ムービー的な作りになっているのも良かった。とにかく見どころ満載の作品。映画でも舞台挨拶でも、メンバーがこの歴史的な瞬間に高揚しているのが分かるのが印象的だ。
トラックリストはこちら。
1. "Jumpin' Jack Flash"
2. "It's Only Rock 'N' Roll (But I Like It)"
3. "Out of Control"
4. "Angie"
5. "Paint It Black"
6. "Honky Tonk Women"
7. "You Got the Silver"
8. "Midnight Rambler"
9. "Gimme Shelter"
10. "Sympathy For The Devil"
11. "Brown Sugar"
12. "You Can't Always Get What You Want"
13. "(I Can't Get No) Satisfaction"
見逃した方には、DVDで発売されます。CDやアナログとのコンボになっているものもある。発売の詳細についてはこちら。
http://ro69.jp/news/detail/149093