ノーベル賞委員会「ディランが授賞式に来るか来ないか分からない。来なくても彼のために盛大に祝う」とコメント(笑)

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ノーベル文学賞を受賞したボブ・ディラン。正式にコメントも出していないし、その後ライブも行っているが、ノーベル賞については触れていない。無視したきりという状況だ。

ガーディアン紙によると、ノーベル賞委員会のSara Daniusがラジオで「現時点ではもう何もしていません。彼に最も近いと思える人に電話をし、eメールも送り、感じの良い返事はもらっています。現時点で、できることはもう何もありません」とコメントしたそうだ。
https://www.theguardian.com/music/2016/oct/17/nobel-prize-bob-dylan-unable-to-reach

そして授賞式に来ると思うかという質問には、「全く心配していません。彼は来ると思っています」とも。

「彼が来たいと思わなければ来ないでしょう。どちらにしても、盛大にパーティは行う予定で、彼の栄誉を祝います」と、腹を括っている様子だ。

アメリカでは当然盛大な祝福ムードで、翌日の新聞は全紙一面だったばかりか、中面でも、音楽ライターなどが場合によっては何人もでいくつもの記事を書いていた。老舗文芸誌ニューヨーカーは最新号の表紙。サイトで見ると画が風に吹かれている。素敵。
http://www.newyorker.com/magazine/2016/10/24

ちなみに、数日前にレナード・コーエンのコメントを掲載したが、少しだけ引用を間違えていた。実は会場に録音機を持ち込んではいけないことになっていて、聴き逃したのだ。すみません。
正確には、「彼にノーベル賞を授与することは、一番高い山であることを祝して、エベレスト山にメダルを飾るようなもの」だった。つまりすでに当たり前すぎるということ。

ノーベル文学賞受賞後、ディランが書いた自伝『ボブ・ディラン自伝』はアメリカのアマゾンでは売り切れている。また、歌詞をまとめた『The Lyrics: 1961-2012』が元々11月1日に発売されることになっていたのだが、現在予約の段階で、アマゾンでは“音楽史+批評部門”で既に1位になっている。

11月23日に発売されるディラン36枚組のCDボックス・セット『ライヴ1966』についてはこちら。
http://ro69.jp/news/detail/149091

ノーベル賞の授賞式は12月10日だ。ディランは、現在ツアー中で最終日が11月23日のフロリダ。なのでスケジュールは空いてるようだが(笑)。さて、現れるのか?!
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