待望のベネディクト・カンバーバッチ主演、マーベルの『ドクター・ストレンジ』が世界33か国で公開となった。実はアメリカの公開は今週末なのだが、すでに全世界で大ヒットを記録している!!!!
バラエティ誌によると、週末の興行成績は8600万ドル(約86億円)で、マーベルの作品としては、すでに『アントマン』の50%上、『ガーディアン・オブ・ギャラクシー』の37%上、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』の23%上だということ。しかも、これら作品の中で、『ドクター・ストレンジ』は最も知られていないキャラクターであることを考えると、大健闘であると分析されている。
http://variety.com/2016/film/box-office/marvel-doctor-strange-box-office-1201904483/
Rotten Tomatoesによる批評家の点数を見ても現在なんと92%で大絶賛だ!
私もすでに試写を観たのだけど、本当に面白かった!!!!
そもそも『ドクター・ストレンジ』のコミックを一度も読んだことがなかったのだけど、まったく問題なかったのでご安心を。物語はここから始まりなので、誰にでも分かる様にシンプルになっている。
まず嬉しいのが、この役がベネディクト・カンバーバッチに超はまり役で、彼がいたから成立したとすら思えるくらいだということ。
役柄は名前の通り医者だ。しかも天才的な脳外科医なので、医者の序列の中でもトップといえる。だから、彼の元々の武器は筋肉でも強烈なパンチでもなく、その優秀な脳みそなのだ。それゆえに、マーベルのキャラクターにはよくあることだが、彼は苦悩を抱えることにもなる。
この物語は、一度世界で頂点に立った男がゼロからの出発を余儀なくされ、自分の才能とエゴを捨てて、まったくオルタナでスピリチュアルな世界を探求する苦悩と冒険を描いたものだ。それだけでも面白いのだが、この作品の存在自体が、マーベル・ユニバースにおいてのオルタナであり、世界観を広げる非常に重要な役割を担っていくということになる。
個人的には何より、カンバーバッチがスーパーヒーロー映画に出演するほとんどの俳優のように、トレーニングで付けたありがちな筋肉姿になっていなくて、それでこそカンバーバッチだ!と感動+安心した。彼ならではの、独自でオルタナなスーパーヒーローが表現されている。
また、カンバーバッチと闘う相手がマッツ・ミケルセンだというのも、多くの人達のツボなのでは!!!!! ふたりのファンは、絶対にかぶっていると思うので、彼らが同時にスクリーンにいるなんて、本当の夢の対決が実現するということなので、マジでお楽しみに!!!!!
カンバーバッチはアメリカでは最近バニティ・フェア誌の表紙だった。こちらで美麗表紙撮影映像が見られる。
http://video.vanityfair.com/watch/benedict-cumberbatch-cover-shoot
またこの映画はNYでロケ撮影されていて、彼らがNYにいる時は大騒ぎだった。とりわけ、カンバーバッチが撮影中にドクター・ストレンジの格好でコミックブックストアに寄って写真を撮った姿は、世界中のトップニュースになっていた。お店の人がアップしたインスタはこちら。素敵すぎ。
https://www.instagram.com/p/BDwBDhQmMnG/
さらに最近では、これから大作『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』に主演する、彼の親友でもあるエディ・レッドメインと一緒にBBCでTV出演している。映像はこちら。
カンバーバッチは、『シャーロック』で世界的に大成功しているものの、現時点では、主役で大ヒットした映画がなかったので、『ドクター・ストレンジ』が彼の看板作の1本となるはずだ。早くも続きが観たいし、当然『アベンジャーズ』でも彼の姿が観られるはずというのが、さらに楽しみなところなのだ!
ちなみに、特殊効果の映像も美しい!『インセプション』をさらに10倍くらい発展させた感じだ。
日本語の予告編はこちら。超期待して大丈夫ですので。お楽しみに〜!!! 来年1月27日公開予定。まだまだ先だ〜(涙)。
http://marvel.disney.co.jp/movie/dr-strange/video.html