「怖がらないで。声を上げて!」トランプが大統領に決定後、ジェニファー・ローレンスが書いたエッセーがパワフルで鳥肌。
2016.11.14 12:50
ジェニファー・ローレンスは、演技力が抜群で、オスカーも獲っていて、美人で、頭も良くて、まだ26歳で、現在女優として史上最高の給料を2年連続でもらっていて、しかし歯に衣を着せぬ言動で真実を言い抜く、「あんたが何と思うと関係ない」という態度の現在最もカッコ良い女優だ。
ハリウッド内での女性の雇用機会や賃金格差が問題となっている最中にリークされたメールで、同じ映画に出演した男優が自分より高いギャラをもらっていることを知り、彼女は「ソニーのハッキングがあって、おちんちんの付いたラッキーな人達より私の給料がどれだけ少ないのか知った時、ソニーに対して怒りを覚えたりしなかった。自分に腹が立った」とLennyという女性が運営しているサイトにカッコ良いエッセーを書いて、大喝采を得たことがあった。
今回は、トランプが大統領に選ばれた翌日にエッセーを発表した。「怖がらないで。声を上げて!」と今何をすべきなのかを思いきりパワフルに語った内容で鳥肌が立つ。以下がその翻訳。
https://broadly.vice.com/en_us/article/dont-be-afraid-be-loud-jennifer-lawrence-on-what-we-do-now
「結局これが正真正銘のリアリティというわけ? つまるところ、自分がどれだけ一生懸命頑張っても、資格があっても、男じゃなくちゃいけなってことでしょ? 私達がここで学んだこってそういうこと? この国は移民によって形成されたわけだけど、今本当に安全を感じ、そして権利が認められ、尊敬されている人って、白人の男だけじゃない。
私はそれでもポジティブでありたい。この国のデモクラシーを支援したい。でも、今回のことから何を学べば良いのかしら? これは、私達みんなが本当に真剣に考えるべき真の質問だと思う。本当に強く、そして明確に次に何をするべきなのかを考えるべきなの。なぜなら過去は、もう変えられないから。
だから、もし地球環境に不安を持っているなら、それをどうやって守れば良いのか見付けるのよ。人種差別による暴力が心配なら、これまで以上にあなたの隣人を愛するのよ。その隣人が何を信じていて、誰に投票したかは関係ない。そして、壁ができて、再び不景気が来るんじゃないかと恐れているなら、それに反抗する組織を作って立ち上がるのよ。
だけど、あなたが女性で、どれだけ頑張って働き、どれだけ学んでも”ガラスの天井”はなくならいと不安なら、私も何と言っていいのか分からない。私があなただったら娘に何と言えばいいのか分からないもの。希望を持って、と言う以外は。未来のために頑張るのよ、と言う以外は。
この結果は私達が思っていなかったものではなかった。だから今はそれを悲しんで良いと思う。だけど、ここで敗北してはだめ。もっと勉強して、自分の隣りにいる男性より2倍働くのよ。なぜなら、これで、公平ではないことが明らかになったわけだから。職場は公平ではない。だからこそ絶対に失敗しないで頑張るの。それでもヒラリーのように、上手くいかないこともあるかもしれない。
その時はヒラリーのように、インスピレーションになるの。それで大事なことが成し遂げられるかもしれない。これに敗北してはだめ。激怒するのよ! モチベーションにするのよ! これまでなかったあなたの中の火を燃やすのよ! あなたが移民だったら、白人以外だったら、LGBTQ+だったら、女性だったら、恐れないで。声を上げるのよ!」
ジェニファー・ローレンス、ありがとう!