ザック・スナイダー監督、娘さんが自殺したため『ジャスティス・リーグ』を降板。『アベンジャーズ』のジョス・ウェドンが後任に。
2017.05.23 15:30
悲しいニュースだ。『ジャスティス・リーグ』を監督していたザック・スナイダーの20歳の娘さんが自殺したそうだ。スナイダーは、その後、制作中だった『ジャスティス・リーグ』の現場に戻ったそうなのだが、やはりできないと思い、監督を降板した。
代わりに、『アベンジャーズ』のジョス・ウェドンが監督して完成させることになった。ハリウッド・レポーターが発表している。
http://www.hollywoodreporter.com/heat-vision/zack-snyder-steps-down-justice-league-deal-family-tragedy-1006455
スナイダーの娘さんが亡くなったのは、3月で、当時は公にはされていなかった。スナイダーは、撮影から2週間だけ休み取り、仕事に没頭することで、悲劇にむしろ立ち向かえると思ったそう。
しかし、「やはりあまりに過酷な仕事なため、自分が消耗されてしまうので、この2ヶ月頑張ってみたけど、ここで監督を降板したほうがいいと思った。家族や子供達のためにも。みんな辛い思いをしているし、僕自身が辛い思いをしているから」
制作のワーナーは、公開を延期することも考えたらしいが、スナイダーがそれに反対したそうだ。代わりに、次にまた別の作品を監督する機会を与えられるということ。
撮影は一端終えていて、最初の試写を行うところまでは完成させていたそうだ。試写を行った後で、再撮をする必要があるということになり、そのために、ジョス・ウェドンに脚本を書くようにお願いしていたという。
ただ、その撮影のために、また家を離れてイギリスに行くのは不可能とスナイダーが感じたため、降板を決意したそうだ。完成した映画を観る人達の心情を考えても、スナイダーは、今回の悲劇については公にしたくなかったそうなのだが、せざるを得なくなった、ということ。
DCコミックスのスーパーヒーロー達、スーパーマン(ヘンリー・カヴィル)、バットマン(ベン・アフレック)、ワンダー・ウーマン(ガル・ガドット)などが集結する『ジャスティス・リーグ』は現時点では、予定通り11月17日に全米公開されることになっている。
娘さんのご冥福をお祈りします。