「TIME」誌が「今年の顔」が発表。テイラー・スウィフトなどセクハラ告発をした女性達が選ばれる。

  • 「TIME」誌が「今年の顔」が発表。テイラー・スウィフトなどセクハラ告発をした女性達が選ばれる。
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「TIME」誌が恒例で発表している“Person of the Year”が今年も発表された。

今年は、#MeTooのブームメントを起こした“Silence Breakers”(=沈黙を破った女性達)。セクハラを告発した女性達だ。
http://time.com/time-person-of-the-year-2017-silence-breakers/

表紙は、ハーヴェイ・ワインスタインのセクハラを「The New York Times」紙に告発し、今も続く運動を起こしたアシュレイ・ジャッド他、ラジオDJに訴えられ、勝訴したテイラー・スウィフトなど。また「TIME」誌曰く、表紙の左下に肘が写っているが、それは#MeToo運動に参加し、自分の経験を告発したすべてを人達を象徴しているそう。

「The New York Times」紙に続いて、「The New Yorker」誌でワインスタインのセクハラ、レイプ告発を掲載したジャーナリストのローナン・ファローは、その記事の中で「なぜ今なのか」という疑問に、大統領選挙期間中にトランプがセクハラを堂々語る音声テープがリークしたが、それなのに彼が当選したことが大きな引き金になっていると思う、と書いていた。

ちなみに、先日ビョークがNYでトークショーを行ったのだけど、彼女もまったく同じことを言っていた。あんなテープがリークして、それでいかに頭にきたのか、それだけではなくて、その人が当選してしまったため、新作を「女性たちのために作らないわけにはいかなかった!」と語っていた。ビョーク自身も、#MeToo運動にインスパイアされて、ラース・フォン・トリアーのセクハラを告発している。

テイラー・スウィフトも自分の体験について、DJとの訴訟で彼女を突き動かしたのは「怒りだった」と語っている。
http://time.com/5049659/taylor-swift-interview-person-of-the-year-2017/

私はその時すでにアリーナ・ツアーをしているアーティストだったし、その人が私のお尻を掴んだ瞬間、部屋にはたくさんの人がいた。彼が、誰かに見られるかもしれない危険を冒しても、そんなことをするくらいだから、駆け出しのアーティストや、弱い立場にに女性にどんなことをするのかと思ったら、ラジオ局に報告しないわけにはいかなかった。そしてラジオ局が彼をクビにしたから、彼が私を訴えた。

それを私のせいだとは絶対に思うつもりはない。彼の人生に不運が起きたのは、彼の決断によるものであり、私の決断のせいではないから。


裁判の間は、ケシャに電話をしていたという。同じ体験をしたことがある人に相談に乗ってもらえるのは心強かったそうだ。

この#MeToo運動を、「The New York Times」紙は、「権力のある男たちがドミノのように倒れ、弱い立場の女性が言っていることが信じてもらえた、恐らく史上初めてのことが今起きている」と書いていた。

実際次々に権力者達がクビになっているが、その運動の引き金となり、20人くらいの女性達にセクハラ告発されている大統領は、そのままであることが最も皮肉である。

2位だったのは、『ワンダー・ウーマン』の監督パティ・ジェンキンス。『ワンダー・ウーマン』は、正に今年の女性の士気を一気に高めた最高の作品だったと思う。ヒラリーが大統領にならなかったアメリカで女性達をどれだけインスパイアしたか分からない。

リストにはその他、今年を象徴するもうひとつの運動、国歌斉唱を拒否し“Black Lives Matter”を引き継いだアメフト選手のコリン・キャパニックも選ばれている。

今年は、これらを反映するように、映画もTVなども、トランプ政権に反発するように白人男性以外の作品がこれまで以上に素晴らしかった。

ちなみに、「TIME」誌は、超保守派で政治に介入することで有名なコーク兄弟の運営する会社が買収したため、来年からは大きく変わるのではと言われている。
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