先に発表されたコーチェラのラインアップで、何がショックだったかというとヘッドライナーからロック枠が消えてしまったこと!
NYで開催されるガバナーズ・ボールのラインアップも発表。こちらは、コーチェラと同じくエミネムがヘッドライナーだが、我らがジャック・ホワイトがヘッドライナーとして輝いている。エミネムと同郷のデトロイト出身いうのも何か嬉しい。開催は、6月1−3日で、通常多くのメンツは主催者が同じで翌週に開催されるボナルーフェスにもそのまま出演する。
https://www.governorsballmusicfestival.com/
この予告編を見た後では、ジャック・ホワイトの新作が楽しみで仕方ないし!!
https://www.youtube.com/watch?time_continue=225&v=QClzlZTXj4Y
また、Yeah Yeah Yeahsの名前があるのも嬉しい!NYではデビュー・アルバムの豪華版を発売し、ライブをやったがそれが大変盛り上がったから。さらに、個人的には、去年アルバムを出したのに、ツアーをしなかったダーティ・プロジェクターズがあるのも嬉しい。NYでは一度だけライブをやってそれが素晴らしかったから。さらにマーク・ロンソンと、ディプロのコラボで、SILK CITYというのも出演。一体どんな内容なのか楽しみだ。Lil Uzi Vertの盛り上がりはすごいことになりそうだし、N.E.R.D.もライブを実現したいと言っていたので、それが叶って良かった。
コーチェラのメンツについて言えば、超メインストリームであるのも驚いた。もともとカッティング・エッジなロック・バンドを集めその趣味の良さで人気を獲得したが、その後、バンドの再結成を売りにしてさらに巨大化した。今回のヘッドライナーでロック枠なしというのは、去年とうとうR&Bとヒップホップの人気が、ロックの人気を超えたことをそのまま反映しているとも言えるし、フェスのヘッドライナー争奪戦が過激化していることを象徴しているような気もする。そもそも、NYのガバナーズとコーチェラのヘッドライナーが重なっているのもすでに激化を象徴。これまでは同じということはなかったし、コーチェラの主催者はそのためにNYでのフェス、パノラマを作ったのに!コーチェラのメンツも、ロラパルーザ的なメインストリームになっているし、今後どうなるのか分からないが、大きな時代の変わり目を感じる。
コーチェラにおいては、ロック枠縮小の中で、ラインナップに入ったX Japanは偉大だ。ロラパルーザに出演した時に観たけど、ベストアクトの一つに選ぶ媒体もあったし、その後も、NYのMSGに出演。NYタイムズ紙を始め、アメリカ地元のメディアにもしっかりと取り上げられていた。その成果だと思う。
年が明けたばかりだが、すでに夏フェス話。地球は前よりも早くフェスで回っているような気がする。
NYフェスもラインナップ発表! エミネム! ジャック・ホワイト!!でロック枠死守!
2018.01.04 12:45