NYも外出禁止か? 新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、ブルース・スプリングスティーン、ニール・ヤング、ボノ、マイケル・スタイプらが映像を公開

NYも外出禁止か? 新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、ブルース・スプリングスティーン、ニール・ヤング、ボノ、マイケル・スタイプらが映像を公開

NYにも、ヨーロッパのように外出禁止令が間もなく出るかもしれない。サンフラシスコではすでに発令されていて、これから3週間は食料品や薬を買うこと以外に外に出られなくなった。NYでも市長はそうしたいと言っているのだが、州知事が反対している。19日までに結論が出るらしい。

しかし発令されていなくても、大事な用事以外は家から出ないように既に言われている。友達でも親戚でも人に会いに行ったり、家に遊びに行ったり、パーティをしたりしてはいけない。カフェもレストランも既に多くは閉まっているが、開けている場合はテイクアウトかデリバリーのみだ。

私も先週の金曜日から誰にも会ってない。外で人とすれ違う場合は、2メートルくらい間隔を空けるように言われている。だからスーパーも混雑しないように人数制限して客を入れている。近所のスターバックスも週末は開いていたけど、机と机の間が2メートルほど空けられていた。

そんなわけで誰もが家にこもっているという時に、さすがエンターテイナー! 我々のために、様々なアーティストが自宅からライブ映像などを配信してくれている。以下にいくつか集めてみた。

1)ニール・ヤング
ニール・ヤングは、バーニー・サンダースの支援コンサートに出る予定だったのだが、外に出てはいけなくなったので、自宅からなんと“Heart of Gold”を披露。映像はこちら。

“Heart of Gold”はいつ聴いても感動するが、今聴くとますます心に沁みる。いつ何があってもニール・ヤングがいてくれる、と思えるだけでどんなに救われていることか(涙)。長生きして欲しい。

2)ブルース・スプリングスティーン
https://twitter.com/springsteen/status/1240052960035471362

なんと、2009年にロンドンのハイド・パークで行なったライブが、全編YouTubeとApple Musicで公開された。例えば、“London Calling"。


ツイートには「社会的隔離をしよう。『London Calling: Live in Hyde Park』の全編を家でゆっくりと見てもらえるように初公開した。ブルースとEストリート・バンドの2009年のコンサートは最強だ!」とある。

このライブを観れば、間違いなく元気が出て来る。

3)ボノが新曲をストリーム!


ボノが新曲”Let Your Love Be Known"を配信。 配信する1時間前に書いた曲だそうだ。

映像の中で、「セント・パトリック・デイにダブリンからのちょっとしたポストカードだ。この曲は1時間前に書いたもので、たぶん”Let Your Love Be Known"というタイトルになると思う。感想を聞かせて欲しい」と言っている。

またこの曲はイタリアの人達のために書いたそう。
「この曲はイタリアの人達にインスパイアされて作ったんだ」、「お医者さん、看護師さん、前線で働いている人達。この歌はあなた達のために歌います」。とてもボノらしい。

4)R.E.M. マイケル・スタイプ!
「世界の終わり」感が漂う昨今、33年前のシングルが再度チャート入りしてしまったR.E.M.だが、それを受けてマイケルからのメッセージが届いた。
https://michaelstipe.com/message

苦しい時こそ優しく希望を与えてくれようとするマイケルらしく、“It's the End of the World as We Know It”を歌った後に、今やるべきことをしっかりと伝えてくれている。以下要約。

まず歌った後、「僕は大丈夫だよ」と語ってから、

この歌詞と曲のタイトルの重要なところは、”As We Know It"(ご存知の通り)って部分なんだけど、今僕らが体験していることは、これまで誰も体験したことのないことだ。もちろんコロナウイルスのことだけどね。これはリアルで、シリアスなものだ。明日の問題でもなく、来週の問題でもなく、今起きていることであり、今日起きていることだ。今夜のことなんだ。今日はセント・パトリックス・デイだ。僕はイタリアにいる友達と話をして、FaceTimeをして、テキストメッセージでやり取りしている。イタリアの人達からアメリカへ送られてきたメッセージで大事なのは、「これをシリアスに受けとめて欲しい」ということ。

「本当に必要でない限りは外に出ないでください」というもの。

だから僕も「準自己隔離」“QSQ”(quasi self-quarantine)しているところだ。数日経つよ。これからも続けるつもりだ。外に出て、他の人にうつしたくないからね。僕自身は感染してないと思う。でもそれは誰にも分からない。10~12日発病しない場合もあるから。症状がなくても、感染している場合もある。だから気付かないままどんどん人にうつしているかもしれない。僕らのコミュニティの中の体力的に衰えている人達が、病気になってしまうかもしれない。

イタリアでは完璧に外出禁止になっている。それで、ニュースを読めば知っていると思うけど、イタリアの医療システムは完全に許容範囲を超えている。だからアメリカではそうならないようにしなくちゃいけない。ジョージア州アセンズにいても、ニューヨーク市にいても、どこにいても、お願いだからお願いだから、外には出ないで!

家にいて欲しい。自己隔離して欲しい。家から出ないで!
僕の祖父母達は、4人とも全員スペイン風邪を乗り切った。そのおかげで僕が今こうしてここに誕生した。それは102年前のことだった。でも彼らは生き延びたんだ。それで僕は父母のおかげで生まれた。

手を洗うこと!
20秒。でも“Happy Birthday”を2回歌うのはやめて欲しい。すごく暗い曲だから。もっと幸せで落ち着くような曲を探して欲しい。青い空に抜けるような曲を。

人との間隔を2メートル空けること。
外に出ないで。自分がすでに感染していると思って、食料品など必要なものを買う以外は外に出ないで。でも外に出たら、人との間隔を2メートル空けること! それから外で咳をしないで。くしゃみをしないで。もししたら、すぐに手を洗って。サニタイザーを使って。できることは何でもして。そして会う必要のない人の周りには絶対にいないで。そうやって拡大するのを防ぐんだ。今日! なぜなら明日はもっと悪化する。あさってはさらに悪化する。僕らにはできる。みんなで一緒にできる。だって今ファッキン2020年なんだから。だからみんなでしっかりしてやってみよう。

最も大事なことはどこから情報を得るのかってこと。
僕は元ポップ・スターだけど……(笑)、www.CDC.govをチェックして欲しい。信頼できるニュースを見て欲しい。
ソーシャルメディアを鵜呑みにしないで欲しい。

とにかく一番大事なのは家にいること。
だから僕もQSQをやってる。
コミュニティを助けたいし、まだ僕らが出会ってもいない愛する人を助けたいから。だって彼らがきっといつか君を助けてくれるから。だからみんなで助け合おう。

ハッピー・セント・パトリックス・デイ! ダブリンの僕のゴッドドーターへ。
それから僕のアメリカにいるゴッドドーターとゴッドサンに。
みんなのために、僕のために、母のために、ルームメイトのために、
お願いだから外には出ない。家にいて。

今日から始めよう。セント・パトリックス・デイは4ヶ月後に祝おう。8月に。

最後に前線にいる医療関係者の皆さん。病気の人達のために、自分達は危険をおかしているみなさんへ。僕らはみなさんのことを思っています。

みんなで一緒に頑張って乗り切ろう。説教臭くなってなければいいけど。でも僕は僕らを本当に愛しているんだ。すごくシンプルなことだ。みんなでできるよ。

じゃあ明日ね!


5)Ben Gibbard: Live From Home
https://youtu.be/Ei9xuVkbQuU

6)J Mascis
https://www.instagram.com/p/B92Y-IzBQQD/

スペインのお医者さんや看護師のために。

7)Harry Styles
これはこの日のために作られたわけではないけど、偶然にも今回の騒動の渦中に発表されたライブ映像。緊迫した心を和ませてくれる。ださかわいいセーターも素敵。

NPRの看板番組のひとつ「Tiny Desk」。
https://www.npr.org/templates/event/~

この状況がいつまで続くのか不明だけど、みんな家にいるので音楽のストリーミング数は上昇しているそう。これからも自宅からライブを配信するアーティストが増えるのではないかと思う。エンターテイナーってみんなが弱っている時にこそ力を発揮するので、本当に感動するし助けられる。
中村明美の「ニューヨーク通信」の最新記事
公式SNSアカウントをフォローする

洋楽 人気記事

最新ブログ

フォローする