テイラー・スウィフトが、完全に自主隔離してコラボレーターと会わずに制作した『フォークロア』。なんとここにきて突然、そのコラボレーター達と初めて一緒のスタジオで演奏したライブ映像と音源を公開した。
『folklore : the long pond studio sessions』と題された番組で、ライブ映像と、アーロン・デスナー&ジャック・アントノフと共にアルバム制作について語る映像が、ディズニー・プラスで配信されている。日本のディズニー・プラスでは現在観られないようだ。残念。
https://twitter.com/taylorswift13/status/1331224929233227777
しかし、その代わりの音源がこちら。
https://taylor.lnk.to/longpondWe
また、中でも最も鳥肌ものであるジャスティン・ヴァーノンとの共演映像が公開されている。ジャスティンは、ポンド・スタジオには行かなかったようだ。
さらに、ご存知のようにテイラーは、発表されたばかりのグラミー賞でなんと6部門にノミネートされた。おめでとうございます!
テイラーはグラミー賞の常連だったが、『レピュテーション』で彼女としてはサウンド的に最も挑戦した作品を作った際、グラミー賞に突然無視された感があった。その後『ラヴァー』で作風が少し戻ったが、それでもそれ以前の勢いあるノミネーションではなかった。今回の6部門でのノミネートを受けて、多くのメディアが「テイラーがグラミー賞に『復活』した」と書いている。アーロン・デスナーもプロデューサーとして5部門にノミネートされたことになる。
アメリカは今週サンクスギビングの休暇で、日本で言うと大晦日&お正月みたいな雰囲気なので、この作品は休暇中に観る番組、聴くアルバムとして贈り物のように発表された素晴らしい企画だと思う。
『ロッキング・オン』最新号のご購入は、お近くの書店または以下のリンク先より。