先日も紹介したが、ケイト・ブッシュの1985年の曲”Running Up That Hill”が、『ストレンジャー・シングス未知の世界4』で大々的に使われて、ストリーミングサイトなどで各国1位を記録。
https://rockinon.com/blog/nakamura/202848
その後もアメリカではSpotifyでもApple Musicでも1位を記録し続け、なんと、最新のUSビルボードシングルチャートで8位に入ってしまった! デジタル売り上げは18,300、ストリーミングは1,750万回、ラジオエアプレイは392,000回を記録。
ケイト・ブッシュは、これまでのキャリアにおいては、アメリカでは、この曲が1985年にシングルチャートの30位に入ったのが最高だったので、今回なんとそれから37年近く経過してキャリア初のベスト10入りをしたということ!
『ストレンジャー・シングス』のおかげだ。そもそも『ストレンジャー・シングス』は始まった時から80年代への監督の愛が炸裂した作品なので、そのお返しが最高の形でできたみたいなもので素敵だ。
ケイト・ブッシュが曲の使用を許可したことも素晴らしいけど、彼女がなんとこの人気を受けて、超珍しくコメントを発表した。
https://www.katebush.com/news/stranger-things
内容は以下の通り。
「『ストレンジャー・シングス』
最近Netflixでリリースされた素晴らしくて魅了される『ストレンジャー・シングス』の新シリーズ前半についてはもうみんなも知っているかもしれない。そこで”Running Up That Hill”が使われているんだけど、そのおかげでこの曲は、番組が大好きな若いファンたちによって全く新しい命を得た。私もこの番組が大好き!
”Running Up That Hill”は、今世界中でチャートに入っていて、UKでも8位になった。これってものすごくエキサイティングなことだと思う! この曲を応援してくれたみんな、どうもありがとう。
これから7月になるまで、ハラハラしながらシーズンの残りが公開されるのを待ちたいと思う。
みなさんもお元気で。
ケイト」
最近では、フリートウッド・マックの”Dreams”がTikTokのおかげで、12位に返り咲くということがあったが、ケイト・ブッシュの場合はトップ10入り。クリスマスソング以外で、こんなに長い期間を経てベスト10に入ったのはこの曲だけだそう。
この曲は少し前ならMeg Myersがカバー。最近ならKim Petrasがカバーしている。
またフィオナ・アップルの”Fetch The Bolt Cutters”で、歌詞が引用されたことでも話題となっていた。
内容的には、男女の不平等に触れたもので、お互いを理解するには、男女を位置を交換してみたらいいという歌詞が出てくるので、実は今最先端のアーティストたち、ハリー・スタイルズから、ビリー・アイリッシュ、ウェット・レッグまでが歌っていることとも関連している。
ちなみに今週のUSシングルチャート1位はハリー・スタイルズの”As It Was”。5週連続の1位で今年の中ではタイで最長だ。
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