1)ラナ・デル・レイ
今年リリース予定のカントリーアルバムに先がけ、ラナが2曲の新曲を公開。それが、どちらも本当に素晴らしい。
“Henry, come on"
“Bluebird”
プレスリリースによると、2曲ともラナとルーク・レアードが作詞作曲し、ドリュー・エリクソンが2人と共にプロデュース。演奏クレジットを見ると、ドリューが、アコギ、ドラム、ベース、ハモンドオルガン、ピアノ、メロトロン、バリトンギター、ストリングス、ハーモニカ、などありとあらゆる楽器を担当している。
思い切りカントリー、アメリカーナなアレンジになっているが、元々彼女の曲、声質、空気感が、カントリーにぴったりだったことが強調されている。
“Henry, come on”では、カントリーらしいイメージが登場しながら、関係の終わりが描かれている。
また、「昨日、神様の声が聞こえた。『お前は太陽に近づきすぎる男の手を握る運命なんだ』」
とイカロスの神話を思わせるような歌詞が印象的。
破滅型の男性に惹かれてしまう彼女の性を歌っているようにも思える。
ラナのアイデンティティと愛を内省的に探求した曲。
“Bluebird”は、ラナの初期作を思わせる繊細な曲調。心身ともに傷つけ合う関係からの離脱と、自由への願いを「青い鳥」に託して歌うエモーショナルな曲。アメリカンフォークロアにおいて、“青い鳥”は希望や再生の象徴。まさに、トラウマからの解放を描いているような曲だ。
当初のアルバムタイトルは『Lasso』だったのが、現在は『The Right Person Will Stay』へと変更され、リリース予定は5月21日だ。ただし、ラナ自身がインスタで、「遅れるかも」「タイトルも変わるかも」と語っており、もはや恒例行事。ファンとしては、とにかく曲が出ているだけで嬉しい。しかも2曲とも最高。
インスタのコメントはこちら。
2)ロード
2021年以来の新作が待望されていたロードも、ついに新曲をティーザーで公開。タイトルは、“What Was That”。攻撃的で、挑戦的。
ティーザーはこちら。
https://www.tiktok.com/@lorde/video/7491349750030011679?is_from_webapp=1&sender_device=pc&web_id=7471544028392998431
”What Was That"ではこう歌う。
「17歳の時から全てをあげたのに
今になって夢からさめて
ベイビー 、あれは何だったの?
何だったの?」
17歳と言えば、“Royals”で大ブレイクした年。
その影が彼女のキャリア全体を包んでいるのか、それとも恋愛についての歌か……。
シングルのリリース日程は分からないけど、期待は高まるばかり。
3)SZA&ケンドリック・ラマー
おまけじゃないけど、こちらも超重要ニュース。
ケンドリック・ラマーとSZAによる“luther”のMVが公開された。
MVはこちら。https://youtu.be/sNY_2TEmzho?si=TIyC-fCZE8rTZ5A_
そしていよいよ、SZAとケンドリックによる初のスタジアムツアーが、4月19日からスタート!!!!
ケンドリックにとっては初のスタジアムツアー。ケンドリックも、SZAも、これまでフェスでは余裕でヘッドライナーを務めてきたけど、スタジアムというスケールでどう魅せてくれるのか、期待しかない。
ちなみにケンドリックは、SZAも出演した今年のスーパーボウル・ハーフタイムショーで、史上最高の視聴者数(1億3335万人)を獲得している。