すでに閉幕したコペンハーゲンの国連気候変動会議。プレスパスをゲットして新入したトム・ヨークがしっかりブログをアップしているので、抜粋してご紹介。
http://www.radiohead.com/deadairspace/
12月18日
not finished
「ハロー。昨日の午後コペンハーゲンのサミットに到着した。ここで行われてる話し合いの中から何か希望を見出したいと思ったからね。僕らの子供のために。そしてその子供達のために。それを見極めたいとね」
「ここには友達のTONY JUNIPER(写真左)と一緒に来てるんだ(彼は、僕も関わっていたFriends of the Earthの元代表で、その時、イギリスで気候変動の法案が成立したんだ。僕はそのコピーを額装して家の壁に飾ってあるんだ)。それで希望があったかって?昨日は少しあるように思えた」「昨日はせとぎわ交渉があって、アメリカが資金を出すと言っているように思えたんだ。だけど、2020年までに(二酸化炭素排出を)40%削減するなんて話しは誰もしていない。しかも交渉はほとんどG8という感じで、西側諸国が話し合いの主導権を握り、科学で証明されていることが何かと交換できるとでも思っているようなのだ」「どれだけ削減すべきなのかというは、交渉次第だと思っているようなのだ??」「だけどどれだけ削減するべきかというのは、交渉次第ではない。それは事実なのだから。しかも発展途上国がこれに同意できないのもわかる。なぜなら、そのプロセスが不可解に不透明なんだ」
「僕が苛つくのはアメリカの態度だ。ヒラリー・クリントンはいまだに排出の責任を回避しようとしている。それって単純に頭がおかしい。オバマはまだ何かをまとめてくれたわけではない。あのスピーチを僕はまだ見ていない。だから彼に多大なる希望を抱いていたアメリカ人を気の毒に思うよ。だけど……とりあえずまだ終わってはない。今は金曜日の3時だから(本当は終わってる時間なんだけど)。僕らのリーダーは、自分達が不興を買っていることは自覚している」
「だけど、この空気は本当に苦痛だ。スーツを着た奴らは、どうやってこれをよく見せよう、これをポジティヴに見せようと、試行錯誤しているから」「彼らは自分達の素手でこの場所を引き裂いているのに」「ここには瞑想室があるんだけど、僕も後で行かなくちゃいけないかもしれない」