とうとう始まったという感じ。音楽と同様で電子書籍の販売が開始してから時間の問題だったが、電子書籍の違法ダウンロードサイト(スイスをベースにするRapidshare)がドイツの出版社6社に訴えられ出版社が勝訴した。
90年代終わりのナップスターの登場時と重なる出来事だが、そのうち、ダン・ブラウンか、”ハリポタ”のJ.K.ローリングかがメタリカのように激怒して、ファンからブーイングを食らうのだろうか……。ちなみに、現時点でJ.K.ローリングは、自分の本は電子書籍では販売しないと言っている。
昨年の7月の時点では全書籍の売り上げのうち電子書籍の売り上げはわずか1.6%。アマゾンでは、クリスマスに電子書籍の売り上げが通常の書籍の売り上げを超えてしまったことがあったが。そして、iPadの発売でさらに割合は増えると思うが。
そのうち出版社を通さず、自分のウェブサイトでレディオヘッドのように直で売り出す作家が増えるのかもしれない。そして、例えば、村上春樹が「好きな値段で買ってください」と言い出したりするのかもしれない。写真集付きゴージャス・パッケージは1万円で売って。写真集いらないけど……。
そう言えば、村上春樹は、サリンジャーが亡くなった後、何か発表したりしましたか?