ガールズ&スパイク・ジョーンズ!

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ガールズが少し前に「僕らの曲がスパイク・ジョーンズの短編で使われたんだ〜」とつぶやいていました。ようやく観ました!以前にもこのブログでご紹介しましたが、スパイク・ジョーンズの新作短編”I'M HERE"。これは今年のサンダンス映画祭で初上映され、ローリング・ストーン誌のピーター・トラバースも絶賛。正に、「心が張り裂けるように美しい」物語です。主人公は、もう使われていないコンピューターなどで出来たロボット。淡々とひっそりと生きる彼の目の前にある時、彼に生きる望みを与えてくれるような女の子のロボットが。そして、ふたりは恋に落ちるのですが、そう簡単に物事は進まない。でも、その最高に輝かしく、楽しい瞬間に流れるのが、ガールズの”LUST FOR LIFE"なのです。ぴったり(涙)。そもそも光が最初からガールズだし。物語のエンディングは観る人によっては、哀しいとも映りますが、私には、圧倒的な肯定のように観えました。まるで、”I'M HERE" BECAUSE YOU ARE。とでも言っているような。それこそサーフィンで漂うような気分を生きる今の社会で唯一の答えと言えるのかもしれない。スパイクは、彼らよりは一世代上とも言えるので、それが語れたのかもです。HEREといういう場所が何よりそれを伝えている。そして、これに似たことを考えさせれるイベント、そのタイトルも”Everybody Knows This is Nowhere"(涙)に、最近行ったので、またご報告します。


この作品の公開はユニークな形を取っていて、ABSOLUT VODKAがスポンサーなので、サイトに言って名前を残しておくと、ある時お知らせが来ます。お知らせが来たらサイトにアクセスして観られるようになっているのです。以前にお伝えした際に登録した人は今頃案内が来ているはず。そうじゃない方は、たぶんしばらく待ってから観ることになるかもです。または、観たい時にサイトに行くと、その日のアクセスが少なければ観られます。つまり、当日券待ちのような感じ。ただし、お酒メーカーがスポンサーなので、自己申告制とは言え最初に年齢を書き込むようになっていて、18歳以下はアクセスできません。


2つ目の写真は、Nievesというスイスの本屋さんが出した"I'M HERE" 本。横の木の影みたいなのは、その本屋さんに注文するとくれるしおり。かわい過ぎ。これが欲しくてつい注文しているという噂も……。


imheremovie.com
nievesbooks.com
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