レーベル移籍に始まり、国内外でのツアーにフェス出演と、精力的な活動が続いたサイサイの2017年。多忙を極めた活動の中で、実は着々と制作が進められていた最新アルバム、その名も『GIRLS POWER』がついにリリースされます。
レーベル移籍後、その初っ端のシングルとして3月にリリースした『フジヤマディスコ』は、彼女たちの存在感を音楽シーンに大いに知らしめた快作でした。
そこからの流れを受けて、今回のフルアルバムの制作にもかなりのパワーを注いだようで、文句なく、サイサイ史上ベストな作品に仕上がっています。
「女子力すべてを注ぎ込んだ」(ひなんちゅ談)と言うだけあり、まさにタイトル通りの痛快なアルバム。と言っても、ここで言う「女子力」とは、そのまんまガールズパワーという感じの、女子だからこその力強さとか意地、みたいなもの。
歌詞やサウンドもぐっと洗練されて、サイサイの遊び心が余裕を持って表現されていると感じたのだけれど、制作は想像以上に難産だった模様。
というわけで『ROCKIN’ON JAPN』では初のインタビューを行いました。
メジャーデビューから5年。
当初は「読モのガールズバンド」というレッテルから逃れたくて悔しい思いをしたこと、「ガールズバンド」というカテゴリーにさえ後ろ向きな思いでいたこと、そして今はその思いが『GIRLS POWER』という堂々たるタイトルの作品に昇華されたことなど、SILENT SIRENというバンドが常に向き合ってきた現実と、だからこそ作り上げることができた本作への熱い思いをメンバー全員が語ってくれています。
アルバム『GIRLS POWER』とこのインタビューを読んで、SILENT SIRENのロックバンドとしての熱いパワーに触れてもらえたら
嬉しいです。(杉浦美恵)
SILENT SIRENに初インタビュー! ずっと抱えていた思いと渾身の最新作を語る
2017.12.26 16:45