BEIRUT DAY2 @MHOW(写真&セットリスト)
2010.07.08 09:11
BEIRUTのライブ2日目!ブルックリンのミュージック・ホール・オブ・ウィリアムズバーグにて。なんと始まる前から大騒ぎの飲んだくれ学生みたいのが2人いて、嫌な予感だったのだが、的中。野太い声で雰囲気ぶち壊し続け。普通そういう人がいると、必ず「黙れ!」と言ってくれる人がいるものなんだけど、この日に限って……。だからZach
Condonが自ら”シーーー”と。しかし最後まで黙らなかったなあ。私の前にいたら蹴っ飛ばしたのに。よりによって2階席の真正面に。
それでもそんなうるさい夏休みのアホ学生を残りの600人の観客は頭の中で抹殺しながら、2日目とあり昨日より断然調子が上がったライブに大いに沸き続けた。”SUNDAY
SMILE"の大合唱なども含め、かなりヒートアップ。実はこの日、外の気温もハンパなくて38度とかで、ザックはそのせいで、ノドを痛めたと言っていて、1、2回声が割れてしまうこともあった(昨日も)。しかしそれにも勝る楽曲のたくましいノスタルジアに観客終始うっとり。気持ちだけは「ここではないどこかへ」飛ばしてもらったようだった。セットリストは昨日とほぼ同じだし、長年演奏されてきた曲ばかりだが、1曲、1曲始まるごとにこの曲こそ待っていました、な反応。さらに、だからこそアレンジが弱冠変わっているのを堪能したり、また中では新しめの曲”East
Harlem"などに大喜びの反応も見られた。
アルバムが出てから時間が経つし、一時流行ですらあった、フレンチホーンなどを含むこのバンドの形態に賞味期限があるのではと弱冠懸念してのぞんだライブではあったが、これだけ確固とした世界観と曲の完成度があったらそんなもの、関係ないのだということが、はっきりしたので、個人的にはそれが何より良かった。というか最初から別格だったわけだし。だからこそ新作が楽しみで仕方がない。
ライブをやればやるだけ売り切れてしまうBEIRUT。そのパフォーマンスが熱狂的に支持されているバンドでもあるので、いつか来日してもらいたい!