BJORK VS MAGMA激化!


アイスランドの自然資源(地熱)をアイスランド政府がカナダのMAGMA
ENERGY社に売ることを許可した件について、ビョークが抗議の記者会見を行なうと紹介しましたが、その後、事態はさらに加熱化しています。
http://ro69.jp/blog/nakamura/37255

もう少し詳しく書くと、アイスランドの地熱開発を行なっているHs
OrkaをこのMAGMAという会社が、ほぼ買い取るということ。このままでいくと、MAGMAは今後最低65年、長くて130年間、アイスランドの自然資源開発をすることが許される。

ビョークは、それに対して、それじゃまるで植民地ではないか!と抗議しているのとともに、この契約が、アイスランドの経済崩壊を上手く利用したアイスランドにとって非常に不利な契約であって、アイスランドの経済をより悪化させるだけだ!と反対しているのだ。

しかし、それを受けてなんとこのMAGMAのCEOがビョークに、「なんなら君にも株を売ってあげてもいいよ」と返答してきたのだ。さらに、新聞上では、「君がオフィスに直接来てくれたら、期限を短くしてあげてもいいけど」とまで。ふざけんじゃねー!と私のほうがオフィスに殴り込みに行きたくなるようななめた返事をしてきたのだ。

それに対してビョークは、「あなた、私の言ってる意味がわかってないわ!」と当然激怒。「買うわけじゃないじゃない。あ、でも、私にもあなたと同じようなあり得ない好条件で売ってもらえるなら、もちろん考えるわ」と返答。さらに、「でもあんた口だけで実行しない奴じゃない! さよなら! ビョーク」と。

「PS.ちなみに、私があなたのオフィスに直接行ったら、期間を短くしてもいいって話だけど、それこそが、あなたが、法の成立しない場所で取引をしてもいいと思っているなによりの証拠じゃない?」とコメントしている。
http://grapevine.is/News/ReadArticle/Bjork-Hits-Back-At-Magma

ビョークは、この問題が解決するまで、新作のレコーディングには戻れない、とも発言している。
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