週末開催Hostess Club Weekender予習。Dirty Projectorsがカバーするアッシャーが凄いので必見


今週末行われるHostess Club Weekender素晴らしいメンツですね!うらやましいです。
http://ynos.tv/hostessclub/

それで、2月3日のヘッドライナーを務めるDirty Projectrosが、最近オーストラリアのラジオで、アッシャーの”クライマックス”を披露。これが…………素晴らしすぎて必見です。

映像こちら。
http://www.youtube.com/watch?v=J-_K-IbJYvE&feature=youtu.be

デイヴに関しては、とりわけインテレクチュアルな部分のほうに注目してしまいがちですが、これを観ると、それ以前に、というかそれと同時にいかに彼が破格のボーカリストであるのかを改めて痛感させられます。

さらに、彼の素晴らしいところは、このバンドの素晴らしいところでもあるのですが、彼自身が歌っている時よりも、女の子達が美しいハーモニーを見せた時のほうが、実はバンドが最高の力を発揮するというところ。普通、これだけパフォーマンス力があって、作曲能力もあると、自分が前に出がちですが、人から最大限を引き出し、人を輝かせることでバンドを成立させることができるという、本っ当にデイヴの才能には感動するばかりです。

ビョークも、「自分のために素晴らしいメロディを書いてくれた、これまでにたった2人のうちのひとり」だとデイヴの才能をベタ誉めしていました。

実は、Dirty Projectorsは1月11日にNYの由緒あるカーネギー・ホールにて今年1回目のライブを行っています。当然観て来たのですが、もちろんそういう音の良い会場で聴くに値するサウンドを提供できるバンドであり、いかに前衛さと、知性も兼ね備えているのを改めて実感させられました。それでもやっぱりこういう箱には規格外なところも良かったです。

さらに、こういうある種ステイタスのある場所でライブをするというのは、バンドの誇りであるのと同じくらい、いかにファンにとっても誇りになるのか、ということを一番実感しました。とりわけDirty Projectorsのように、NYのクラブでずっとライブを続けて来た地元バンドにとっては、応援しているファンにとっても自分の晴れの舞台のような気分になるものです。そのせいか、こういうかしこまった場所でやると、緊迫した空気が流れてしまうことが多いのですが、もう本当に本当に観客の歓声が最初から熱くて、バンドも演奏しやすかったんじゃないかなあと思いました。

それから、そういう特別な場だったからか、エンジェルが久しぶりに参加したんです!とりわけ”Two Doves”を披露した時はあまりの美しさにバンドに戻って来て欲しい……と思わずにいられませんでした。しかし、格好がひとりだけなぜか80年代テクノみたいになっていて、もう別のバンドの人という感じでもありましたが……。

会場では、再びヴァンパイア・ウィークエンドのエズラ君も見かけました。なんか王子様のようにしゅっとキラキラっとしていたのが印象的でした(笑)。ヴァンパイア・ウィークエンドのロスタム・バトマングリも観に来ていたようで、「最高のライブだった。彼らのこと誇りに思うよ」とツイートしていました。

Hostess Club Weekenderでは良き仲間であり、良きライバルであるその2バンドがヘッドライナー、素晴らしいです!!!! ヴァンパイア・ウィークエンドの新作も楽しみ。新曲もやってくれるかもですね!

だらだら長くなっちゃいましたが、最後に、Palma Violets。彼らは、今週私も観たばかりですが、NYで狂ったように4回くらいライブをやって、その足で日本に向かったので、凄いことになると思います。観客席に自らが入ってモッシュしてましたから!
中村明美の「ニューヨーク通信」の最新記事