pollyのミニアルバムをずっと聴いている

pollyのミニアルバムをずっと聴いている
栃木・宇都宮で結成されたpollyという4人組が今月の頭にリリースした1stミニアルバム『青、時々、goodbye』を、延々リピートし続けている。

で、ずっと考えているわけです。《曖昧にすごしていたい》《永遠に沈んでいたい》という歌詞について。《アンハッピーエンドへ向かうのさ》というフレーズに込めた思いについて。《嫌いだよ
キミのこと/産まれる前から》という言葉からとびきりポップな曲が始まるということの意味について。
炭酸水みたいにフレッシュな音と、「君」を見つめながら内省の海に潜っていくような歌詞。刺々しくはあるけど、どこか優しい。ダークではあるけど、なぜか常に清々しい。

なんで優しくて清々しいのかといえば、ここには「本当」しかないからだ、ということが、
何十回か聴いているうちになんとなくわかってきた。
「本当」しかない、というか、この音も言葉も、彼らにとっては素朴な「本音」でしかないというか。

ハッピーエンドがどこにあるのかなんか知らないし、そんなもん目指せと言われても知るかという話で、それだったらちゃんとアンハッピーエンドを見つめてそこに向かって歩いていこう、この儚くて曖昧な日々をそれとして受け止めて生きていこうという意思。
「受け止めて」じゃないな。選びとったものではなく消去法の結果だとしても、生きているという事実に変わりはないわけで、だったらそこから始めるしかないよね、というゼロからの肯定性みたいなもの。

今も作品を繰り返し再生しながら、そんなことを考えている。
もうちょっと考えがまとまったら、雑誌のほうに書きます。

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