格付けされるバンドマンツアー、ということで、某TV番組のごとくライヴの合間にメンバーそれぞれがクイズに答えて「一流」とか「二流」とか格付けされていく。思った以上にビシビシ格付けされまくっていた（笑）。
今日の結果としては、古賀とこいちゃんは最低ランクである「そっくりさん」にまで格下げされてしまったけど、スタッフも引っくるめて遊び倒していて、メンバーも最後まで楽しそうだった。
曲を伝える、とか、ぶっ刺す、とか、そういうこと以前の、ひたすら純粋に「楽しい」という感情。『Origin』でKANA-BOONが取り戻したかったのはまさにそれだ。でっかい幕張メッセでも、彼らは初めてライヴハウスで演奏したときのように音楽と格闘していた。
ツアー初日だし、久々のワンマンツアーだし、だから粗削りなところもたくさんあったし鮪は歌詞を間違えまくって緊急格下げされていたけど、その楽しさがすべてをOKにしていた。そして、そのポジティヴな空気に乗ったからこそ、『Origin』の曲たちに込められたシリアスでピュアなメッセージもしっかり伝わってきた。これからもっと、伝わっていくだろう。伝わってほしい。
