9月の宮城・石巻から全国を行脚、2週間ぶりに東京に戻ってきた「明日の歌旅」。今日の会場は渋谷区文化総合センター大和田・さくらホール。アコギの弾き語りなので穏やかな雰囲気で、藤巻も肩の力を抜いているように見えたし、MCもそういう感じだったけれど、その歌とギターのストロークには、なんとなく逞しさがあった。
その逞しさが何なのか、こういうツアーをやってきたことによるものなのか、それとも野口健さんとアフリカに行ったりしたからなのか、そのへんははっきりとはわからないけれど、新曲たっぷりのセットリストは、ソロ・アーティストとしての藤巻が、『オオカミ青年』までのフェーズから一歩進んで、よりタフなものになってきていることを物語っていた。
「明日の歌旅」、のこり3公演。ラストは11月4日、福島・郡山。