back number『ラブストーリー』発売カウントダウン全曲レビュー! その2

back number『ラブストーリー』発売カウントダウン全曲レビュー! その2

※3月26日発売、back numberのニューアルバム『ラブストーリー』を、発売日までカウントダウンしながら1曲ずつレビューしていきます。

M-2 ”繋いだ手から”


アルバムに先立って3月19日に10枚目のシングルとしてリリースされるリードトラック。プロデュースは”高嶺の花子さん”に続き蔦谷好位置。この曲のポップソングとしての完成度はすさまじい。メロディ、リズム、ギターの音色、コーラスワーク、キーボードの使い方など、どの点をとっても王道。そのストレートなサウンドに対し、ひとつひとつの音符を繊細にたどっていくような清水依与吏の歌が、心の襞に染み入ってくる。清水はJAPAN次号に掲載するインタヴューで、この曲ができた時のことを「アコギと歌だけの時は、そんなでもないかなと思った」と振り返っているのだが、それは逆にいえば、この曲がこのアレンジとサウンドを呼んだということだ。曲のテーマは終わってしまった恋なのだが、《今頃になって君に言わなきゃいけなかった言葉が/やっと見つかったからさ》という「結論」を、後悔ではなくポジティヴなものとして歌っているところに強さを感じる。その強さを受け止めるには、これだけの強度があるポップサウンドが必要だったのである。


明日はM-3 ”003”です。
アルバム発売まであと11日!

↓これまでのレビューはこちら。
M-1 ”聖者の行進“
http://ro69.jp/blog/ogawa/98879
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