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    back number『ラブストーリー』発売カウントダウン全曲レビュー! その1

    back number『ラブストーリー』発売カウントダウン全曲レビュー! その1

    3月26日発売、back numberのニューアルバム『ラブストーリー』。
    このブログでも繰り返し書いてますが、傑作です。
    とてつもなくポップで、同時にどこまでも本質的。
    back number、清水依与吏にとって「ラブストーリー」とは何なのか、
    もちろんJAPAN本誌ではインタヴューでそこに迫っていますが、
    さらに深く突っ込むべく、このブログで1日1曲ずつレビューしていこうと思います。
    というわけでまずはこちらの楽曲。

    M-1 “聖者の行進”
    マーチングバンドのようなスネアと全編にフィーチャーされているストリングスが気高さと凛とした緊張感を醸し出すオープニングチューン。『ラブストーリー』というタイトルから想像するイメージとは裏腹な、シリアスでシャープなこの曲から、このアルバムは始まらなければならなかった。《失くした事も忘れる程に/休む事無く僕らは進む》と歌うこの曲は、恋愛の曲ではない。どう生きるかという決心を歌った曲だ。一時、シングル候補でもあったというこの楽曲。結果的にシングルには続く“繋いだ手から”が選ばれたが、個人的にはむしろこの“聖者の行進”のほうが、back
    numberそのものだと思える。《目の前全部ぶち壊せたら
    その勇気があれば/正しいと思う事だけを歌って描いて/息が止まるまで》というラインに込められた願いと後悔と意思は、清水依与吏がずっと抱えてきたものだ。それが一番最初に聞こえてくることで、アルバム全体の意味合いも変わってくる。


    明日はM-2 “繋いだ手から”です!
    アルバム発売まであと12日!
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