スクリレックス@WOMB
午前1時にスタートした、2時間ぶっ通しのセットには、久しぶりにヒットポイントがゼロになった。
昨年のフジロックのような大掛かりの仕掛けや映像は一切なしで、実にストイックにただ曲をプレイするだけだけだったけど、うむ、アーティスト、シーン、すべての充実っぷりが嫌でもわかる凄まじい盛り上がりだった。
新作『リセス』の曲もほとんど網羅していたし、若干音量が小さかったような気もしたが、まったく文句なし。
いやあ、ライヴに行って年を感じることはこれまでなかったけど、昨日は汗だくになりながら、自分がアラフォーだってことを思い知らされました。
朝起きたら、腰が痛かったっす。
でも、スクリレックス、インタヴューでもすごく日本のことをよく言っていたが(http://ro69.jp/feat/skrillex201403/)、本当にその愛情がほとばしるライヴで、何回も手でハートマークを作っていたような。
そういうお茶目な性格も最高。
こんな「日本満喫してるぜ!」な写真をツイートしてるし。
https://twitter.com/Skrillex/status/459985246889709568/photo/1
ちなみに……。
昨日、スクリレックスのライヴに行く前にスカイ・フェレイラのアナログ盤を買った、という超私的なブログ(http://ro69.jp/blog/rockinon/101054)を書いたが……。
スクリレックスのセットに入る直前にかかったのがLFOの”フリークス”。
まさにスクリレックスのイントロとして最高の曲だと思うのだが、この曲、ギャスパー・ノエ監督の『エンター・ザ・ヴォイド』という映画のオープニング・シーケンス(http://www.youtube.com/watch?v=dL0lNGXoP8E)に使われている。
で、昨日、思わず衝動買いをさせるキッカケとなったスカイのジャケ写を撮ったのがこのギャスパー・ノエ。
なんだかよくわからないけど、この1曲により、昨日の自分の行動がなんとなく回収された気分になれた。
あと、ここ10年ぐらい、個人的にもっとも印象に残る映画のオープニング・シーケンスはこの『エンター・ザ・ヴォイド』と、スクリレックスの”スケアリー・モンスターズ・アンド・ナイス・スプライツ”が絶妙に使われているハーモニー・コリン監督『スプリングブレイカーズ』というのもあったりする。
すみません、余談中の余談でした。
次はフジを超える大掛かりなセットを持ってきて再来日してくれることを強く希望。(内田亮)