愛と闘いのドレスをまとったUK最強アーティスト:リトル・シムズの最新声明! 新作『ロータス』に結実した人生の最新章を語る

愛と闘いのドレスをまとったUK最強アーティスト:リトル・シムズの最新声明! 新作『ロータス』に結実した人生の最新章を語る

現在発売中のロッキング・オン7月号では、リトル・シムズのインタビューを掲載!
以下、本インタビューの冒頭部分より。



「自分の可能性を広げてみたかった。アルバム全体としてポストパンクっぽい雰囲気が通底しているけど、それに挑戦するのがすごく面白かった」


●最新アルバム『ロータス』は、プロデューサーにマイルズ・クリントン・ジェームスが起用されています。どういったきっかけで、彼とともに仕事をすることになったのですか?

「マイルズは、信じられないくらい才能に溢れたマルチインストゥルメンタリストで、本当に幅広い音楽の知識がある人だから。彼ならいろんなスタイルに対応できると思ったし、音楽的に私がどこに向かおうとしても躊躇せずに一緒にどこまでも行ってくれるはずだと思った。今回一緒にやれて嬉しかったし、それに人間的にもすごく優しい人だからね」

●マイルズ・クリントン・ジェームスがプロデュースしている音楽(ココロコといったバンドなど)を聴くと、アフリカンジャズの要素が感じられます。『ロータス』も、そういったあなたのルーツを重視しようという狙いがあったのでしょうか?

「もちろん私も、そして彼も半分ナイジェリアの血筋を引いているから間違いなく繋がりはあるけど、それ以外にも本当にいろんなスタイルを探求して挑んでいると思う。私は当然アフリカンミュージックを聴いて育って、マイルズも同じで、だからお互いの共通言語としてすごく理解し合えて本当に最高だった。彼と一緒にいろんなスタイルに挑戦できてメチャクチャ楽しかったよ」

●昨年のEP『Drop 7』はプロデューサーにJakwobを起用していました。プロデューサーに応じて、あなたの制作スタイルというのは変わるものですか?

「そうだね、いろんなプロデューサーと一緒に仕事をすると自分の中にそれまではなかったような新しい一面を発見することがよくあるから。それがコラボレーションの良いところだしね。いろんな人と関わることで、そんな面があるなんて自分でも知らなかったっていうような部分に気づいたり。これまでも、たぶんそうやって自分のいろんな面を引き出してくれる人に出会ってきたんだと思う。Jakwobと一緒に作った『Drop 7』は本当に楽しくて、それに作るのが超速かった。あのEPは2日とかで。正直言ってすごく気楽に、深く考えすぎずに、ただ楽しみながら踊りながら、フィーリングだけで作った感じだったね」

●プロデューサーが変わっても、ソウルやジャズ、アフロビーツを軸に時に内省的な、時に壮大な物語を描いていくあなたのオリジナリティは継承されているように感じました。今回、制作時にサウンドの方向性として話していたテーマは何かありますか?

「単純に自分の音楽的な可能性をもっと広げてみたかったということなんだけど。アルバム全体としてポストパンクっぽい雰囲気が通底しているんだけど、それに挑戦するのがすごく面白かった。これまでそういう感じのことはやってなかったと思うし、新しい感情が開かれた気がしたというか、自分の物語を語る新しい方法を見つけたような感覚があって、だからものすごく良かったと思う。そしてもちろん、今回はベース、ドラム、ストリングス、ギター、ピアノと、生の楽器をアルバム全体で使っていて、それらが全部合わさってひとつの音楽作品として形になるっていうのもすごく楽しかった」

(以下、本誌記事へ続く)



リトル・シムズの記事の続きは、現在発売中の『ロッキング・オン』7月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

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