現在発売中のロッキング・オン4月号では、アイアン・メイデンのインタビューを掲載!
以下、本インタビューのリード文より。
「ディープ・パープルみたいなバンドが、俺をロックの世界に誘い込んだのは、あの揺るぎない姿勢があったからだと思うんだ。
ライブを観た時に、ああいう魔法みたいなものが見いだせないと、俺は興味を失ってしまう」
ハード・ロックのオリジネイターたちが築いてきたものがパンクに蹴散らされた直後の状況下に、メタルを新時代へと導いたバンド。アイアン・メイデンの功績について語ろうとする際にはこうした形容がつきものだ。
ただ、彼らがこのカテゴリーにおいて別格な存在であり続けているのは、いわゆる産業ロックとは真逆のスタイルでありながら、アメリカで100万枚級のヒットを連発し、80年代なかばにティーンエイジャーだった世代の多くをメタルに目覚めさせることになったからでもある。
彼らの世界的快進撃は、新たなフロントマンにブルース・ディッキンソンを迎えた体制での初作であり第3作にあたる『魔力の刻印』が発売された82年に始まった。母国イギリスで自己初の首位獲得作となったこのアルバムは、米国でもじわじわとセールスを伸ばし、最高33位に到達。次なる『頭脳改革』当時に彼らがアリーナ・アクトへの昇格を果たせていたのは、そこで下地ができていたからこそだ。
そして、こうした成功の立役者がブルースだったことは言うまでもない。このインタビューは、そのような40年前の真実を裏付ける貴重な物証である。(増田勇一)
アイアン・メイデンの記事は、現在発売中の『ロッキング・オン』4月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。