現在発売中のロッキング・オン1月号では、テイラー・スウィフトの新作『ミッドナイツ』のロングレビューを掲載しています。
以下、本記事の冒頭部分より。
文=中村明美
テイラー・スウィフトが2022年にアルバムを出すとは思っていたが、予想されていたのは『1989(テイラーズ・ヴァージョン)』であって、まさか『ミッドナイツ』という新作だとは誰も思っていなかった。だから、今作の発売はとにかく衝撃的だった。
長年のコラボレーターであるジャック・アントノフとこれまでになくガチで2人で13曲中11曲を作り、残り2曲のうち1曲はテイラーのパートナーのジョー・アルウィン(ウィリアム・ボワリーとクレジット)と共作。
「真夜中に浮かぶ苦悩や思い」をテーマに、「フォークロアの森」から抜け、シンセサイザーやエレクトロポップにダブステップ、トラップ、ハウスなどに影響を受けたビートなどで王道世界に戻りながらも、過去のアルバムにはない余裕や自信を感じさせる、より柔らかで洗練された世界観が広がる今作。
『フォークロア』『エヴァーモア』の成功により、自分を証明しなくてはいけないという使命から解放されたかのように、何層にも重なる霧の中に気持ち良く包まれ、漂いたくなるような空気感の、これまでにない軽やかで心地よい作品となった。(以下、本誌記事へ続く)
テイラー・スウィフトの記事の続きは、現在発売中の『ロッキング・オン』1月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。
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