毎年ロッキング・オン1月号では、その年にリリースされた洋楽アルバムをロッキング・オン独自の視点から50枚選定、なぜその作品が選ばれたのか?この作品が世界に与えた影響とは?――50選から洋楽の今を徹底解説する表紙巻頭特集です。アルバムだけでなく、リイシュー作品、映像/映画、イベント、洋楽ライター陣による座談会、そしてジャンルを細分化したシーン別の徹底考察で、今年の洋楽シーンを全50ページにわたって徹底的に読み解きます。
ベストアルバム特集以外では、ガンズ、アヴリルの来日レポ、レッチリ、マルーン5や、ニール・ヤング、テイラー・スウィフトなど、今読みたいコンテンツがてんこ盛り! さらに、洋楽アーティストの誕生日が載っている2023年特製カレンダーも付いてきます!そんな超豪華「2022年の洋楽ベストアルバム」号、特集内ランキングの一部を紹介します。2022年10位に輝いた作品はこちら! ご興味のある方は、ぜひ本誌もどうぞ。
【No.10】
ジャック・ホワイト『フィアー・オブ・ザ・ドーン』
ザ・ラカンターズの3枚目のアルバムを挟み、ジャック・ホワイトの4年ぶりとなるソロ新作は、4月の『フィアー・オブ・ザ・ドーン』と7月の『エンタリング・ヘヴン・アライヴ』の2作連続リリース。エレクトリック色が強い前者とアコースティック色が強い後者という大まかなテイストの違いはあるものの、アルバムを2作に分けた理由のひとつは「アナログ盤のプレスが間に合わないから」という、非常にジャックらしいものだった。
しかもこれらを携えて、ポストコロナの洋楽ライブが復活するタイミングにフジロック出演、堂々2日目のヘッドライナーを務める活躍を見せてくれた。2枚の新作や別働プロジェクトの名曲たちも引っ括め、凄まじい熱量と緊迫感をもって多彩な楽曲を放つ姿は鬼神の如し。何が何でもオーディエンスをロックの狂騒に巻き込んでやるぞ、という本気度の高さは、溢れ出る感謝と畏敬の念に涙すら伴うものだった。(続きは、ロッキング・オン1月号にて)
「2022年の洋楽ベストアルバム」特集の記事は現在発売中の『ロッキング・オン』1月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。